この記事では、スウィープピッキング何から練習したらいいか、よくわからない!って方にオススメの練習法やスウィープピッキングの構造などを解説しています。
正直言って私、スウィープピッキング苦手なんですが、やっぱり、ベロロロロロベロロロロロ!!って弾いてみたいっス。
ということで、最近特に力を入れてスウィープピッキングを、一から練習しております。
そもそもなんで苦手なんだろう?って考えてみると...
- 譜面が難しいそう。
- 指使いが難しいそう。
- 特別な人にしかできないんじゃないか?
そう。若かりし頃はこんな思い込みのせいで初めからハードル高すぎで挑んだので、挫折したんですねー。
今なら冷静に考えて...
譜面が難しいそう=なんてことない。よく見りゃ3音しか無いじゃん。
指使いが難しいそう=よく見りゃ3パターンぐらい組み合わせているだけじゃん。
特別な人しかできないんじゃないか?=その辺の小学生の姉ちゃんや兄ちゃんがユーチューブで弾いてんのよくみるじゃん。
って感じのマインドで最近練習しております。そしたら、だんだん出来るようになってくるんですねー。
この「やれば出来る!」感を持って練習する、といい結果がでるんじゃないかなと、思っております。
ハードロック系メタル系のスウィープの構造。
Amのコードが鳴っている時に良く出てくるスウィープのパターンの連結。
うぁー指板一杯に使って難しそうだなぁ...どうなってんだこれ?
実はなんてことない、Amのコードトーンの1度Aと短3度Cと5度のEだけで出来ています。
ということは、バックにAが鳴っているときは...
はい。1度のAと短3度を半音あげて長3度C#と5度のEの3音だけで出来ているってことになります。
ハードロック/メタル系の高速スウィープはメジャーマイナーの3音(トライアド)で出来ているのがほとんどでその他に1度、短3度、減5度(AmでいうとE♭)のディミニッシュのトライアドを覚えれば盤石。
なので、難しく考えずにまず、この3音のトライアドで出来ているってのを頭に入れてスウィープを練習しましょう。
バックにAm7が鳴っている場合でも7を取ってAmでスウィープ。A7が鳴っていたら7を取ってAメジャーでスウィープって感じで初めは難しく考えないで練習するのが、吉です。
まずは3本の弦を使ったスウィープ。メジャー系です。キーがCっス。3パターン。
3弦スウィープメジャー系
形は違えど、どれもC-E-Gの3音だけで出来ています。
ポジションの覚え方としてはこんな感じ。
EX-1は6弦ルート音にした、Cメジャーバレーコードの3~1弦をつかった形って考えると、覚えやすいです。
EX-2は5弦ルート音にしたオープンコードの形
EX-3は5弦ルート音にしたバレーコードの形をスウィープ。
譜面のパターンですと1弦8f小指と1弦3fのストレッチがキツイ。(いいトレーニングになりますが)まだ無理って方は1オクターブ上の3弦17fから始めるパータンで練習するといいですね。
こんな感じで、コードの形とスウィープのポジションをセットにして考えると覚えやすくなります。
3弦スウィープマイナー系
次にマイナー系。長3度が短3度になります。
つまり、さっきのメジャー系のパターンのEが半音下がっただけの形になります。
覚え方はメジャー系の時と一緒で...
EX-4は6弦ルート音にしたバレーコードの1~3弦を使ったパターン。
地味なテクニックですが、スウィープピッキングを綺麗に弾くキモになる所なので重要です!
ジョイントに特化した練習メニューを作ってみましたので、こちらも合わせてお読みください。
EX-5は5弦ルート音にしたオープンコードのパターン。なんですがCmのオープンコード無いので、架空の?オープンコードになります。
EX-6は5弦ルート音にしたバレーコードの形のパターン。ストレッチがキツイ場合は1オクターブ上の3弦17fスタートで練習からでもOKです。
これで、3本弦のスウィープメジャーマイナー出揃いました。まずはコレを基礎練習として、メトロノームを使って日々の練習にしていきましょう。
ピッキングの仕方。
スウィープ=掃くって意味なので、私は手首使って払うような感じでピッキングしていた時期がありましたが、コレはチョット微妙。
最近は手首を固めてダダダダウンって腕を(肩を?)ずり下げる感じでピッキングして、返しのアップ1発目を手首で弾き、次のアアアアアップは腕(肩)を持ち上げるって感じで弾いています。
こっちの方が、安定感があってシッカリした音が出ます。
名人マイケル・アンジェロさんのスウィープの見事な腕ずり下げる式。こちらを参考にピッキングをイメージするといいですね。
あと、ポイントは譜面のように、ダウン・ダウン・ダウン・ダウンって弾くんですが、イメージとしては、ダ・ダ・ダ・ダ・ダウン・ア・ア・ア・ア・アップって感じで弾きます。
リズム取りずらいので適当になりがちですのでココはメトロノームを使って気を付けましょう。要注意っス。
3本弦スウィープ日々の練習。
私が最近気に入ってる、メジャーマイナーパータンを使った練習フレーズをご紹介。
ダイアトニックコードを3弦スウィープ
この前お勉強したCメジャーコードのダイアトニックコードをスウィープしていきます。
最後のBm(♭⁵)だけ解説しますと、マイナーのコードトーンの1度、短3度、5度,の内5度の音が半音下がって減5度になったパターンです。
補足。Bm(♭⁵)に7度を足したBm7(♭⁵)はハーフディミニッシュ。=その7度を半音下げるとフルディミニッシュ=dim7って表記になります。dim7の構成音は全て短3度間隔になっているのが特徴です。
指使いを変えて、今度は下降します。
メジャーのコード、マイナーのコード、ハーフディミニッシュのコード色々入っていますがコレすべて果汁100パーセントのCメジャースケールで出来ていますね。
このダイアトニックスウィープを踏まえてやってみたい練習が...コレ👇
好きな曲のコード進行を抜き出してスウィープ!
私がよくやっているスウィープ練習で、好きな曲のコード進行を抜き出してスウィープ。
ビートルズの「レット・イット・ビー」っすね。これも果汁100パーセントのCメジャースケールだけで出来ています。
解説するとスタートのCはEX-2のパターンで、次のGはルート音をGにしたEX-3。次のAmはルート音AのEX-6に行って、ルート音FのEX-1。次のCはEX-3。次にルート音GのEX-1で、ルート音FのEX-1ってなります。
もちろん自分の弾きやすいパターンに組み換えて効率の良いパターンを作るのもOKです。
こんな感じで、好きな曲のコード進行をスウィープすると楽しく練習できると思います。
6連で高速スウィープ化。
なにも見ないでスイープパターンを把握できるようになったら、1拍を6連にして高速スウィープの練習に挑戦してみましょう。
これも「レット・イット・ビー」のコード進行です。
汚くなってもかまわないので、思い切りよく弾き切るのがコツです。
難しかったらテンポ落として調整。出来てきたら高速に挑戦って感じを繰り返して、練習してみましょう。
♩120目指して頑張りましょう。
ドラムパターンで練習すると、ドラムの派手な音に耳が持っていかれて、ギターの出音に集中出来ません。結果精度の低い汚いスウィープが出来ちゃうので注意です。
まとめ
だだペロペロってスウィープの練習する前に構造やポジションを把握しながら練習する!ってのが今回のテーマです。
メジャー系かマイナー系か、ちゃんと把握してスウィープが弾けてなおかつ、別のパターンでも弾けますよって感じになれば最高っス。
好きな曲のコード進行するのが楽しくなればシメたもので、こうなれば上達も早くなりますねー。
次回は楽しい5弦スウィープに挑戦します。
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