最近は、モード技法の練習ばっかりしているせいか、チョーキングって技をしなくなっちゃった。

やらないと衰えるもので、古典的なペンタトニックのフレーズ弾いたら指がつりそう!!
「これじゃーイカーン!!」って事で、指の筋トレをしつつ、改めてチョーキングの練習を見直してみる!!ってのが今回のテーマです。
ちなみに「チョーキング」って言葉は、日本限定でしか通用しない用語で、正しくは「BEND=ベント」イングを付けて「ベンディング」ってのが正解。👇
誰が言いだしたんでしょう?
「チョーキング」の「チョーク」はプロレスでお馴染みの「チョーク・スリーパー」のチョークなので窒息って意味よね?
とにかく今でも、バリバリに日本で通じる「チョーキング」を深掘り練習したいと思います。
チョーキングで鍛える。「指の筋トレ」フレーズ。
まずは、筋力強化の古典フレーズ。

👆薬指の強化に効能があります。
ピッキングした瞬間に1音チョーキングって感じで。

👆弾き方は2つで、メトロノームを使い1拍3連で弾くパターンと、1拍16分で弾くパターン。
2つとも全く同じフレーズですが、譜割が違うので聴こえ方が違います。

ルールは、3連・16分の譜割を守るのと、チョーキングはしっかり1音(フレット2個分)上げる。
適当にチョーキングせず耳を使って、1音上げて弾きましょう。
つまり、チョーキングした2弦20fが1弦17fと同じ音程になるように瞬時にチョーキングしましょう。
もう一つもペンタトニックの古典フレーズ。


👆こちらは、薬指・中指の強化と分離に効能があります。
もう1個。👇こちらは薬指・小指の強化と分離のトレーニング。

👆こちらも、3連系に分解できますので、合わせて練習のお供にしてください。

ルールは一緒で、リズム/音程に注意して弾ていきます。
開放弦のノイズが出やすいので注意。人差指で弾かない弦を軽く触ってミュートしてください。
イメージは布袋寅泰さんのペンタトニックっすかね。👇2:29辺りのギターソロ。
👆の曲に限らず、ペンタトニック系チョーキングの名手なので、ご参考にしてください。
リズムと音程に気を付けて、躍動感あるペンタのチョーキングを意識して弾いて行きましょう。

いきなり速いテンポで練習すると指を痛めるので、ゆっくりテンポから練習。
途中で力尽きてもいいので、好きなパターンを選んで「3分間やり続ける~1分休憩」を1セット。
これを4セットを日々の練習に組み入れていきます。
2週間もすれば、3分間が余裕でこなせるはずです。
チョーキングの種類と表記。
ここで、チョーキングの種類と表記について、まとめてみましょう。
まずは、先ほどの「1音チョーキング」

👆ピッキングした瞬間、一気に1音までチョーキングした表記と、音符に合わせてチョーキングした例。
チョーキングの表記「C」の後に出てくる「D」の表記は「チョーキング・ダウン」の意味。


チョーキングの表記「C」は1音分のチョーキングを意味し、「D」はチョーキングダウンで指定されたフレットに戻るって意味になります。
1音チョーキングの他には、半音チョーキング・1音半音チョーキングとブルースで多用される「クォーター・チョーキング」があります。👇

その他には、ゆっくり目標の音程にチョーキングする「ポルタメント・チョーキング」とチョーク・アップした状態からピッキングするチョーキング「U」があります。👇

👆この様に、チョーキングは力加減で、音程を調整するのが必須なので「自分の耳を使う」って練習が必要になってきます。

チョーキングは力任せに適当にしちゃいがちですが、「耳を使って音程をコントロールする練習」が重要になってきます。
なので、コントロールするにはまず、「チョーキングに必要な筋力を鍛える」って練習をしてから音程コントロールって流れがスムーズでしょう。
チョーキングの音程コントロール練習方法。
十分な筋力が付いてきたら、音程コントロールの練習にも力を入れていきましょう。
まずは、1音チョーキング・半音チョーキングの音程コントロールを意識したフレーズ。

👆Amのペンタトニックを想定したフレーズで、1音チョーキングと半音チョーキングの力加減を習得する練習です。
初めはスライドで2フレット上がり、次はチョーキングで1音あげる。

つまり、スライドで押さえた実音と、薬指でチョーキングした音が全く同じ音程になるように耳を使い、力加減を調整するって訓練です。
ルーパーなどで録音して、スライドとチョーキングが同じニュアンスになっているか、チェックするとイイっす。

👆上手くいかない場合は、セクションを区切って集中トレーニングって感じで。
慣れたら、このフレーズの12フレット下(つまりオクターブ下)にも挑戦しましょう。👇

弦の張りがきついので、難易度が上がります。

👆この様に、同じポジションじゃなく他のポジションでも、1音/半音チョーキングがコントロール出来る様にしていきましょう。
チョーキングアップからの音程練習。
1音/半音チョーキングの感覚が身についたら、次はチョーキングアップからの1音/半音チョーキングも身につけたい。

👆先に1音チョーキングの状態を作ってからのピッキングです。
こちらも1オクターブ下が難しい。👇

👆チョーキングアップした音程と小指で押さえた音程が、同じに聴こえる様に耳を使って調節って感じで。
チョーキングでの指の筋トレだけじゃなく、音程のコントロールにも気を付けて練習していきましょう。
まとめ
過去記事で、指の筋トレをトリルを使った筋トレを紹介しました。
👆も強力です。
最近は、トリル&チョーキングを1日おきにウォーミングアップ様に使っております。
両方とも単純な練習で、結構キツいですがチョーキングのトレーニングは、耳も同時に使うのがミソで集中力が必要になります。
練習の最終テーマは布袋寅泰さんが、よく使うチョーキングを多用した「ペンタトニック」が難なくこなせる様になる!!ってのが目標です。
もちろんペンタトニックだけじゃなく、チョーキングは単調なメロディーを豊かにする効果があるので...
「お馴染みのメロディーにチョーキングを織り交ぜアレンジして弾く!!」
って練習も楽しい。
チョーキング練習工夫してみて。

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