この記事では、新しくモデルチェンジした、シャーラー製のロックピンについて書いています。
先日ストラップを新しく新調致しまして...
【ストラップ選びの悩みにサヨナラ】コンフォート・ストラップとシャーラーのロックピンは最強だ!!
ついでにロックピンも新しくしよう!って事で、シャーラー製のロックピンを物色していたんですが...
「あれ?いつものシャーラー製のロックピンと形状が違うなぁ」
調べてみると、2018年に新しくモデルチェンジしたみたいです。
前のモデルは1981年に登場したモデルで「Securitety Look」って名称。で2018年のニューモデルが「S-Looks」になります。
で、旧型はとにかく優秀で、私自身も20数年に購入して愛用してきましたが、トラブルは無く錆もなく今も現役で使える耐久力。大好きです。
で、多くの方に愛用される超定番アイテムがモデルチェンジした!ってのは気になる所なので、早速購入しましたよー
で、新型は何が変わったのか?ってのが気になる所。
旧式のエンドピンとの互換性はあるのか?とか、耐久力や取り付けやすさは?みたいなところを書いてみました。
旧型と新型どこが違う?
まずは、部品の数。
新型が8個で、旧型が12個になります。
新型はギター側に付けるエンドピンがネジと一体化しているのが特徴的ですねー。
で、今回のモデルチェンジで、一番イイなーって思ったのはこの部分。
ストラップ側に付けるネジの首が長くなりました。
旧型だとストラップの穴の部分が分厚いとネジの長さが足りなくて、ワッシャーが取り付けられない!!って事がありました。
私はコンフォートストラップの、穴の部分を補強する為に、2つ折りにして取り付けていましたが、旧型はネジの長さが短いので取り付けが大変でした。
ストラップの穴の部分を押し固めてやれば、2つ折りでワッシャーを取り付けることが出来るんですが、かなり力技なので諦める方もいるのではないでしょうか?
【ストラップ選びの悩みにサヨナラ】コンフォート・ストラップとシャーラーのロックピンは最強だ!!
これくらいネジの長さがあれば、皮の分厚いストラップでも楽に取り付けできると思います。
新しいロックピンの取り付け方。
新型は、旧型の取り付け方とは大分違います。
必要な道具は大小の6角レンチと精密ドライバー。
100円ショップで十分です。
まずは、ギター側のエンドピンを新型シャーラー製のエンドピンに交換します。
ピンとネジが一体化したヤツを6角レンチでゆっくり締めていきます。
小さい穴のままで、太いエンドピンをねじ込むと木材が割れる恐れがあるので注意です。
「S-Looks」国内正規品のエンドピンで、短いエンドピンや、複数本のギターに使い回したい方には、こちらがよろしいかなと思います。👆
一体化しているエンドピンのネジ部は3種類の大きさが用意されていて...
XL = 外径4,5 mm, 谷径3,1 mm; 長さ30 mm
M = 外径4,0 mm, 谷径3,0 mm; 長さ22 mm
S = 外径3,5mm, 谷径2,4 mm; 長さ18 mm
で、プラスチックの箱に同梱されているのがMサイズになります。穴の加工をしたくない方は検討してみては、いかがでしょうか?
穴の大きさに注意して6角レンチ(フロイドローズのロックナットと同じ大きさのレンチ)でネジを締めていきます。
6角レンチをクルクル回して...はい。完成。
次にストラップの穴の部分にロックピンを取り付けます。
Uの字フックの向きに気を付けて取り付けましょう。Uの字が逆向きにならないように...
旧型だと13mmのメガネレンチで締めあげていくんですが、新型は極小型の6角レンチで締めあげていきます。
最後にこの部分のイモネジ部を、精密ドライバーで締めます。
同じ要領で、反対側にもロックピンを取り付けて完成です。
あら!旧型より簡単じゃん。
女子でも大丈夫なんじゃないかしら?ギター側のエンドピン穴の所だけ注意すれば、破損することもないし、力技もいりませんねー。
付け方。外し方
付け方は簡単で、Uの字フックを専用エンドピンに引っ掛けます。
「カチッ」っと音がすれば、もうはずれることはありません。
で、外す時は、このボール部分を引っ張りながら、Uの字フックをずらせば、簡単に外せます。
この辺は旧型とやり方は一緒ですねー。簡単で便利っス。
新型。使ってみての感想
付けてみての一番思ったのは、とにかく静かになりました。
旧型はうごかすと「カチャカチャ」音がするので、気になる方は気になるでしょうね。
不快な音では無いんですが、ピックアップが「カチャカチャ」音を拾っちゃうこともあるので、音が、しないに越したことはないですね。
旧型と新型の互換性は?
全部を新型のピンにしたいけど、それでは「コストが掛かり過ぎる!」
出来れば旧型のピンも使い回したい!って方も多いのでは?
実際にやってみました。
グレーのギターに旧型のエンドピンを。ワインレッドのギターに新型のエンドピンを取り付けてみました。
まずは、旧型のエンドピンに新型のストラップピンの組み合わせ。
うん。これは問題なく取り付けできます。結構いろんな角度から引っ張ってみたりしましたが、当然外れることなくロックしてくれます。
ただ「カチャカチャ」は出ますね。
次に、新型のエンドピンに旧型のストラップピンを付けた組み合わせ。
新型のエンドピンに旧型のストラップピンを付けるって場面は、あまり無いと思いますが取り敢えずロックはしてくれます。
いろんな角度から引っ張ったりしてもロックが外れることはなかったんですが、「ガタガタ」「カチャカチャ」不安定な感じ。
って思っていたんですが、改めてチェックしてみると従来の旧型と旧式同士の組み合わせも、同じ位「ガタガタ」「カチャカチャ」しますね。
何が言いたいかといいますと、新型の静かさに慣れちゃうと、それまで気にならなかった旧型の「ガタガタ」「カチャカチャ」が凄く気になるって話です。
まとめ
旧式に特に不満も無いので、正直新型に興味なかったんですが、実際に使ってみると旧式よりも、ワンランク上の質感でとにかく静かになりました。
新型の静かさに慣れるとチョット旧型には戻れない感じですね。
互換性も確認出来ましたが、本領発揮は新型と新型で組み合わせた方が静かです。旧型と新型を混ぜて使うと「ガタガタ」「カチャカチャ」が大きくなるので不安を感じますが、ロックはシッカリしてくれるので派手なアクションしない限りにおいては、まず大丈夫。
どうしてもギターの数が多いので、安価なエンドピンを使って使い回したいって方はこんなのもあるので、試してみてはいかがでしょうか。
あとは、耐久性の問題ですが、まだ付けたばかりで何とも言えませんが、私自身、旧式を20数年愛用してトラブル無かったので新型もまず大丈夫かなと思っています。(旧式よりもシッカリした質感なので)
お試しあれ。
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