最近バンドで、BOOWYの「BEAT・SWEET」をコピーするって事になりまして...
1986年の5枚目「ビート・エモーション」に収録されている、冒頭のギターのイントロが印象的な曲で、人気もある曲でございます。
なんですが、この曲当時から思っていたんですが、ドラムが入るとリズムがズレて聞こえて、どうも気持ちが悪い。
途中から平常のエイトビートを刻みだすので、気にならない方は気にならないし、当時は「わざとズラしてんだろうなぁー」って位の感じで聴いていたんです。
で、数十年後にこの曲をコピーするって事になったんですが...
ドラムの方と全く合わせられない!!
なんかグダグダになりながら、途中でちゃんと正常なリズムに落ち着くって感じ。
これじゃイカーン。
ってことで、今回は「ビート・スウィート」を正しく弾くには?ってテーマで書いてみました。
ビート・スウィートのリズムにモヤモヤしている方は参考にしてください。
冒頭のフレーズに仕掛けがあるんですねー
この曲。テクニック的には特に難しい所は無く、イントロのフレーズのハンマリングオン・プリングオフを正確にノイジーにならないように気を付けて弾ければ9割方できたも同然です。
はい。問題はこの先のドラムとベースが入ってくるところっス。
ドラムとベースがとんでもない所から入って来るので混乱しちゃうんですね。
ドラムとベースは悪くないです。ギターの聴き方が(弾き方じゃないよ)が悪いって場合が多いです。
全体のスコアを見れば一目瞭然。
ベースとドラムは終始規則正しい8ビートを刻んでいます。
冒頭のギターのフレーズ。これをこんな感じで👇、カウントを取ると「罠」に、はまります。
そりゃそーだ。ノーカウントで、単品のギターだけ鳴っているんだから、こんな感じで、カウント取らざるおえないっス。
で、正解はコレ。👇
どうでしょう?
こんな感じで、カウントを取るとドラムのスネアがズレる事なく8ビートを刻んでくれます。
このカウントで聴くとお馴染みのギターのフレーズが違ったメロディーで聴こえてくるのが面白いところ。
そう。ギターもドラムもベースもどこもイジル事なく2種類のメロディーを聴かせるトリックがこの曲に仕組まれているんですねー。
1 2 3んちゃーらららーらー・らっらっんちゃーらららーらー・らっらっ って感じで...
練習の仕方。
感のいい方や、リズムに強い方はすぐに理解して弾けるようになるんですが、私もそうなんですが感も悪くリズムも弱い方はこれが中々出来ない。
どうしても、ちゃーらら・らーらー・らっらっ・ちゃーらら・らーらー・らっらっ・で、聴こえちゃうんですねー。
練習の仕方としては、必ずクリック音(メトロノームね)を鳴らしてゆっくりテンポで、弾いていくって練習になります。
ただ弾けるだけじゃーダメで、このフレーズの聴こえ方が、「ちゃーらら・らーらー・らっらっ」じゃなく聴こえるようになれば合格です。
ずーっと練習して行くと面白いことが起きまして、このギターリフを2種類のメロディーで聞き分けることが出来る様になります。(何の得にもなりませんが)ちょっと楽しい。
すごく耳と集中力を使うので指の運指練習とは違う感じのトレーニング(耳の鍛錬って感じ)になるのがイイっスねー。
とにかくゆっくりテンポで、足踏みが出来るようになって、メロディーの聴こえ方が変わってくればOKです。
まとめ
「BEATSWEET」のリズムトリック問題。話は簡単なんですが、やってみると意外に難しくて、どうしても冒頭のメロディーに耳が持っていかれちゃう。
頭ではわかっているんですが、どうしても「ちゃーらら・らーらー・らっらっ」に聴こえてしまい3日位このメロディーが頭の中をグルグルしていました。
いつもよりオーバーに体を動かしながらリズムを取って弾いてみると、上手く行く感じ。
一回コツを掴めば、自転車乗るのと一緒で、2つのメロディーを意識して行ったり来たり出来る様になります。
この手のリズムトリックは、色んなところで「ちょいちょい」みます。
あとバンドで、やる時はこのトリックをみんなで共有しないと上手く行かないっス。
ドラムの方が入り方に苦労しやすい傾向にありますね。ドラムの高橋まことさんも、この曲苦手で...って記事を読んだことがあります。
みんなで共有しないと「誰が悪いんだ」問題になりますし、上手く行ってんだか上手く行ってないんだかわかんない、気味の悪い「モヤモヤ感」になりますので注意。
みんなで理解して「ビシッと」決まると、とても気分が良い曲っス。
なんか積年のモヤモヤが一気に解決して、とてもいい気分になりました。
この事でモヤモヤしている方(40代だな)この練習でスッキリしてはいかがでしょう?
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