私の最近のマイブームはこれ。👇
自宅ギタリスト仲間のレベル5君に、勧められた「ザ・シュラプネルイヤーズ~テクニカルギター35年史」。
シュラプネルレーベルの全タイトルと姉妹レーベルの「ブルース・ブーリュ―・インターナショナル」とフュージョン系の「センタートーン」の全タイトルをレビューとシュラプネルの歴史を記した、この1冊。
この本を読みながら、シュラプネルレーベルの音源を聴き漁るのが、楽しいっス。ありがたいことに音源はレベル5氏がほぼ所有してるので、それをお借りして聴いております。めっちゃ楽しいっス。
90年代に聴いていたころは、速弾き=「シュラプネル」ってイメージしかなく、シュラプネルか非シュラプネルかよくわからずテクニカル系の音楽聴いておりましたが、この本のお陰で頭の中がスッキリ整理されました。
「えっ!この人もシュラプネルから出しているの?」って驚きもありますし、シーンが衰退した後にデビューした名前も良くわからんギタリストたちの音源も気になる所っス。
私も速弾きギタリストが好きなんですが...
「80年代のビックネームは良く知っているけど、90年以降のギタリストはよくわかんねーな」って方に、特にオススメの本です。
で、今回はこの本読んで聴いてみて、良かった音源を紹介しよーかなと、思っております。
- 「シュラプネルレーベル」とは?
- シュラプネル入門!!オススメ10選。
- スティーラー 「STEELER」(SH/1007)
- レーサーX 「SECONDO HEAT」(SH/1032)
- トニー・マカパイン 「EDGE OF INSANITY」(SH/1021)
- ジェイソン・ベッカー 「PERPETUTUAL BURN」(SH/1036)
- マーティー・フリードマン 「SCENES」(SH/1061)
- カコフォニー 「GO OFF!」(SH/1040)
- リッチー・コッツェン 「ELECTRIC JOY」(SH/1056)
- マイケル・リー・ファンキス 「MICHAEL LEE FIRKINS」(SH/1045)
- ロン・サール 「THE ADVENTURES OF BUMBLEFOOT」(SH/1078)
- アーテンション 「PHOENIX RISING」(SH/1111)
- まとめ
「シュラプネルレーベル」とは?
まずは軽く、おさらいしますと...
創始者は当時プレイヤーでもあったマイク・ヴァーニーさん。
この方が「技巧的なギタリストを中心にしたHR/HMを、世に出したい!」って思い出で立ち上げたインディーズレーベルです。
この当時22歳のマイク青年は、アメリカ国内で見つけた凄腕ギタリストが在籍している未契約のバンドのオムニバスアルバム「U・S・METAL-UNSUNG GUITAR HEROES」(1981年/SH1001)を81年にリリース。
ここから全てが始まりました。
このアルバム自体は大して話題にもならなかったんですが、この活動を知った米国の「GuitarPray」誌の編集部はマイクを出版社のパーティーに誘います。
マイクはパーティーの席で、「送られてくる未契約のデモテープから選りすぐって紹介するコーナーを作ってみたい」と提案します。
これにOKが出て「GuitarPray」誌の名物コラム「スポットライト」が1981年後半にスタート。
これが反響を呼び、マイクは世界中のまだ無名の凄腕ギタリストの音源を大量に聴く機会を得ることになります。
ちなみに「U・S METAL~」シリーズは81~84年で全4タイトルリリースされています。有名どころですとVol.2のマーティー・フリードマン率いるVIXENやマイク・バティオ(のちのマイケル・アンジェロ)Vol.4では無名時代のショーン・レイン辺りが目玉になります。
80年代前半。黎明期~イングヴェイ・マルムスティーンの登場。
80年代前半にリリースされた作品は、歌物入りのバンド形態の作品がほとんど。
目ぼしいところですと、息の長い活動をしているメタルバンド、エキサイター(83年SH-1004)やヴィシャス・ルーマーズ(85年SH-1020このアルバムのギタリストはヴィニー・ムーアでこれが彼のデビュー作)マーティー・フリードマン率いるハワイが(83年SH-1009)シュラプネルからデビューしております。
珍盤どころでは、ジミヘンのそっくりさんで有名な(?)ランディ・ハンセンのライブ盤(SH-1011)が面白い所。
で、最大の目玉は83年スティーラーのデビューアルバム「STEELER」(SH-1007)。
ここでギター弾いているのが、あの「速弾き界のスーパースター」スウェーデン人のイングヴェイ・マルムスティーンで「スポットライト」のコラムにデモテープを送ってきた数いるギタリストの一人。
このデモテープを聞いたマイクは、イングヴェイをアメリカに呼び寄せ、シュラプネルからデビュー予定のスティーラーに参加させて出来たのがこのアルバムで、大変な反響を得る事になります。
野心家のイングヴェイはこの1枚を発表するとスティーラーをとっとと去り、大物グラハムボネット率いるアルカトラスに加入。
ここもとっとと去り、大手メジャーレーベルからソロデビューして瞬く間に世界的ギタリストになりました。
なお、本作は数あるシュラプネルの作品の中でもトップのセールスを記録しております。
80年代後半~90年前半。全盛期~デビューしたギタリストが次々大物に
イングヴェイの登場により、テクニカル系のギタリストに注目が集まり出した80年代後半。
シュラプネルは今までリリースに慎重だったオールインストゥルメンタルのアルバムを発表します。
その第一作目が黒人ギタリストのトニー・マカパインの「エッジ・オブ・インサニティ」。
この作品メタル系インストゥルメンタルとして、異例の大成功を納めて「シュラプネル=速弾きギタリストレーベル」ってブランドイメージを決定付ける記念碑的作品になりました。
ここからは、ビックネームが目白押しで、86年にはレーサーX率いるポール・ギルバートがデビューすると...
87年にはマイクのアイデアで、マーティー・フリードマンとコンビを組む当時17歳のジェイソンベッカーがカコフォニーでデビュー。クラシック的な速弾きが下火になると、ファンクやフュージョン風のエッセンスを盛り込んだグレッグ・ハウやリッチー・コッツェンが89年にデビュー。
90年代に入るとグランジ・オルタナティブロックが流行り出して、テクニカル系ギタリストの作品は苦戦を強いられますが、90年代前半はまだまだ元気で、90年にフィンガーピッキングを駆使したマイケル・リー・ファンキス。92年レーベル初のアコギ・ギタリストのバーンド・スタイドルがデビューします。
95年には、最後の大物ロン・サールが前衛的なテクニカルプレイでデビューします。
シュラプネル全盛期にデビューしたギタリストは、
ポール・ギルバート=全米1位になるシングルを出したMR・BIG
マーティー・フリードマン=スラッシュメタルの大物メガデスのリードギタリスト
ジェイソンベッカー=元バン・ヘイレンのデビット・リー・ロスのギタリストに
リッチー・コッツェン=ポイズン~MR・BIGのリードギタリスト。
ロン・サール=なんとガンズ・アンド・ローゼスに加入
等々ビックネームのバンドのギタリストに次々と抜擢されていきます。
90年代後半~2015年。衰退期~原盤権譲渡へ
90年後半に入ると、いよいよHR/HMのシーン自体が衰退していきます。
ロックの楽曲自体にギターソロが無くなり、テクニカル系のギタリストたちは窮地に。
シュラプネルレーベルも新機軸としてブルースメインの「ブルース・ブリュー・インターナショナル」を92年に。ジャズ・フュージョン系の「トーン・センター」を、98年にスタートさせるなど巻き返しを図ります。
本家シュラプネルレーベルは、90年後半からは新人ギタリストのデビューよりも、メジャーレーベルを干されたベテラン大物ミュージシャンのリリースが目立ちはじめます。
元ヨーロッパのジョン・ノーラムや元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、元レインボーのジョン・リン・ターナーなんかもシュラプネルからリリースしています。意外っすね。
また、出戻り組も多く、ヴィニー・ムーアやトニー・マカパイン。ソロアルバムや再結成レーサーXのポール・ギルバートなどがシュラプネルで再び作品を発表してた時期でもあります。
99年には、なんとマイケル・シェンカーがシュラプネルに降臨。2010年までにMSGやUFOを含めて10枚以上のアルバムをリリースする蜜月ぶりで、2000年にはマイケル初のギターインスト「アドベンチャーズ・オブ・ザ・イマジネーション」(2000年/SH1140)なんて珍味なアルバムも出しております。
意外な所ですと、元オジーオズボーンのジェイク・E・リーが05年。ジョージ・リンチが04年。元マリリン・マンソンのジョン5が04年と05年にソロ・アルバムをリリース。バンドですと、80年代人気だったウィンガーやL・A・ガンズもシュラプネルからリリースしております。
と、こんな感じで、新しいスターが出ずに衰退していくシュラプネルは2015年に大半の原盤権を、ソニー傘下の「Orchard」に譲って活動を縮小していきます。
シュラプネル入門!!オススメ10選。
シュラプネルは81年~2014年で、213作品をリリース。(ブルース・ブーリュー・インタ~は92作。トーンセンターは75作)この中から(全部聴いたわけじゃないっスけど)シュラプネル入門に最適な作品を私の独断で選んでみました。
何から聴いていいか分かんない!!って方。参考にしていただければ幸いっス。
アマゾンの所をクリックすると1曲あたり30秒のサンプルが聴けるので、気になる曲があれば、チェックしてみてください。
ご活用ください。
スティーラー 「STEELER」(SH/1007)
1983年。日本でのイングヴェイのデビュー作は、アルカトラスのアルバムですが、同年の本作が正真正銘のイングヴェイのデビュー作になります。
マイクがスウェーデンから呼び寄せて、僅か10日ほどのリハーサルで作られた作品で、楽曲はスティーラーの曲にイングヴェイがギターアレンジして録音って形をとっております。
なので、アメリカンハードロックに、イングヴェイ節が乗っかっているって感じの中々珍味な作品に仕上がっております。
もうすでに彼らしいストラトギターのトーンと、クラシカルフレーズで、どんなバンドで弾いても全部イングヴェイ色に染まってしまう強力な個性がすでにあります。
アルカトラスを経て84年には、もう「ライジング・フォース」ですからねぇ。
ギターも速いが出世も速いスーパースターです。
私のベストトラック。
#4「Hot On Your Heels」
アコギとストラトのフリースタイルのギターソロが素敵っス。
レーサーX 「SECONDO HEAT」(SH/1032)
ポール・ギルバート率いるレーサーXは86年のデビューで、本作はGITの講師だったポールの教え子ブルース・ブイエを加えて高速ツインリード化した87年の2rdアルバムを推奨。
1stアルバムのポール・ギルバートのプレイは強力ですが、曲の質も良くなり当時としては斬新な高速ツインリードが楽しめるってアルバムです。
渋くなった今では、想像出来ないくらい元気よく弾きまくっているポールに好感が持てます1枚。
私のベストトラック。
高速ツインリードが楽しめる#1「SACRIFICE」#3「SCARIFIED」アップチューンの#7「MOTOR MAN」なんかがイイっスねー。
トニー・マカパイン 「EDGE OF INSANITY」(SH/1021)
マイクの担当するコラム「スポットライト」で、紹介された後シュラプネルと契約。
86年レーベル初のオールインストゥルメンタルのアルバムが本作で、もうネオクラシカルギターのインストアルバムの教科書的作品ですね。
野生児のイングヴェイと違って(そこがイイんですが)トニーは幼い時からクラシックピアノの英才教育を受けた秀才で、ロックからクラシックにアプローチしたイングヴェイに対して、トニーはクラシックからロックにアプローチした感じのアルバムっスねー。ソツなく上手い印象。
ちなみに本作はドラムにスティーブ・スミス。ベースに後のミスタービックで活躍するビリー・シーンが支えており、完成度の高いインストアルバムに仕上がっております。
今改めて聴くとイイ楽曲がたくさんあって、とても聴きやすい。
こちらも異例の大成功を納め、シュラプネルはソリストのギターインストアルバムを量産していくことになります。
私のベストトラック。
どれも典型的な80年代調のネオクラシカルの曲が並びますが、#1の「Wheel Of Fortune」や#10の「The Raven」なんかがイイ。
流暢な速弾きクラシカルフレーズが楽しめる#3のギターソロもよろしい。
ジェイソン・ベッカー 「PERPETUTUAL BURN」(SH/1036)
1988年のジェイソン・ベッカーの1stソロアルバム。
87年にカコフォニーでデビューして、その2年後、盟友マーティー・フリードマンと同時期にリリースされたソロアルバムですが、「マーティーよりもジェイソンの方が上手じゃね?」って評判になったアルバムですね。
カコフォニーでは、マーティー主導でその実力は不明の所がありまたが、スウィープを多用したエモいギターが魅力の#1や#2。
対位法を用いて作ったクリーントーンによる#4なんかは、圧巻で他のクラシカル系のギタリストよりも1歩先に行ってる感じの作品っスねー。
私のベストトラック。
エモいプレイもイイ感じの#1「Altitudes」
対位法を使った作曲が魅力の#4「Air」がイイっス。
マーティー・フリードマン 「SCENES」(SH/1061)
メガデスに加入して大成功している最中に、リリースされた92年の2rdソロアルバムを、あえて推奨します。
本作は非ヘビィメタル非テクニカルのギターインストアルバムで、マーティーお得意の変わったメロディーを駆使して作られた牧歌的なギターインストっす。
マーティーはテクニカルなギターよりも、クリーントーンで変わったメロディーを弾くエモいギターが本領だと思うなので、1stよりも、私はこのアルバム方が好きです。
92年のシュラプネルで、この緩い感じは珍しく#4に至っては演歌の要素を、大胆に取り入れた珍味な曲もあって、凄い印象に残ったアルバムですね。変わり者マーティーらしい作品です。
私のベストトラック。
マーティーお得意のクリーントーンで、しっとり弾く#1「Tibet」に続くエモいギターが魅力の#2「Angel」
謎の日本女性のメッセージがバックに流れる演歌調の#5「Realm Of The Senses」が面白い。
カコフォニー 「GO OFF!」(SH/1040)
1989年の2rdアルバムで、1stよりも、明らかに出来が良くなったマーティ・フリードマンとジェイソン・ベッカーのツインギターバンド。
マーティらしい変わったメロディーが、突然展開されたり、難解な高速フレーズをツインで、ハモってみたりと他にない珍味なメタルバンドっすね。
結局このアルバムでカコフォニーは解散し、マーティーはメガデスへ、ジェイソンはデビット・リー・ロスバンドに抜擢され、2人とも大出世となります。(残念ながらジェイソンはデビット・リー・ロスバンド後、病に侵されます...)
私のベストトラック。
パワーメタルに和風調のメロディーが使われる#2「ESP」や#5「BLACK CAT」が珍味で癖になります。
マーティーとジェイソンのいい所が出まくっているインスト曲の#4「GO OFF!」が聴き所。
リッチー・コッツェン 「ELECTRIC JOY」(SH/1056)
89年にシュラプネルでデビューして、本作は91年の3rdアルバム。
前2作に比べて明らかに出来が良くなった3rdアルバムを推薦します。
90年代に入るとメタル一辺倒のギターインストは無くなって、同じ年デビューのグレッグ・ハウ同様にファンクやフュージョンの要素を取り入れたインスト作品が目立ちはじめます。
ギターはもちろん凄いんですが、ファンクやフュージョンを取り入れたキャッチーな曲は、普通のロックファンでも、楽しめる仕上がりになっております。
グレッグ・ハウと似た路線ですが、彼はイケメンだしプレイに華がありますねぇ。中々の名作。
私のベストトラック。
ギターテクニックも凄まじいですが、とにかく華やかな印象のアルバムで、それを象徴する#1「B Fank」とか#8「Hot Rails」なんかが派手でイイっスねー。
テクニカル以外の表現も魅力な#7「Dr Glee」など速弾きだけじゃないって感じの1枚。
マイケル・リー・ファンキス 「MICHAEL LEE FIRKINS」(SH/1045)
デビュー当時「ギターマガジン」なんかで、大々的に奏法特集や、ヤマハの新ギター「パシフィカ」のイメージキャラなど派手なデビューが印象的な90年のアルバム。
その当時は、あんまりピンと、きませんでしたが今改めて聴いてみたら意外に良かったっス。
とにかくフィンガーピッキングを駆使したギタートーンとフレージングが独創的で、ハードロックにフュージョン風味が掛かった作風で楽曲も中々良く出来ています。
スピードピッキングやスウィープも要所でキメたりと、シュラプネルっぽい所もありますが、フィンガーピッキングや微妙なアーミングなど表現豊かなプレイが持ち味っスね。
デビューは華々しかったんですが、あまり人気が出ず、後にソロアルバムを2枚シュラプネルからリリースするも地味な存在になってしまいました。
中々いいプレイヤーなんですけどねぇ。
私のベストトラック。
明るくキャッチーな#1「Laughing Stacks」#2「24 Grand Avenue」など聴きやすい楽曲が並んでおりますが、フィンガーピッキングをフューチャーしたアップテンポの#3「Runaway Train」が本領発揮って感じ。
ロン・サール 「THE ADVENTURES OF BUMBLEFOOT」(SH/1078)
95年のロン・サールの1stソロアルバム。
基本的にはロック系のインストアルバムで、様々なジャンルをごった煮にした楽曲に奇想天外なハイテクギターが乗っかっているってのが魅力のロン・サール。
前衛的でちょっとコミカルな感じもあって、シュラプネルの中でもかなりの個性派で印象深い作品っスねー。
この後にガンズ・アンド・ローゼスのギタリストに抜擢されるのは驚かされますね。
ガンズでは、本領発揮とはいかず(そりゃそーだ。本気出したらクビでしょ。)あまり存在感が無いのが惜しまれるところっスねー。それでも06年~14年まで在籍して「チャイニーズ・デモクラシー」にも参加して名を成しました。
私のベストトラック。
どの楽曲のプレイもテクニックだけじゃなく、トリッキーなアイデアを入れた速弾きが印象的。#2「Orf」#6「Q Fever」なんかが本領発揮か。
アーテンション 「PHOENIX RISING」(SH/1111)
90年代のシュラプネルでのメタルバンドのエース格アーテンション。
96年デビューで、どのアルバムも出来が良いですが、(シュラプネルで4作リリース、)本作は楽曲が良くなった97年の年の2rdアルバムを推奨。
キーボード奏者のヴィタリ・クープリが中心の様式美系メタルバンドで、「シュラプネルのバンドはシンガーがイマイチ」の通例を覆し、ジョン・ウェストが圧巻の歌いっぷりを披露してくれます。
キーボードがフューチャーされている(ギターも相当なテクニシャンですが)所も面白くて、速弾きのインストアルバムに疲れた方にお勧めの1枚っスねー。
私のベストトラック。
これぞアーテンションって感じの#1「AREA 51」#6「PHOENIX RISING」ちょっとだけファンクメタルっぽい味がある#4「BLOOD BROTHER」がイイっス。
まとめ
で、今回久しぶりに、がっつりシュラプネル物を聴いてみたんですが、意外に外れが少なく、衰退期のあまり知らないアルバムも結構楽しめました。
マイク・ヴァ―ニーはデモテープ即デビューって形はあまり取らず(イングヴェイは例外)デモテープのやり取りを何回もして、やっとデビューって人が意外に多いっス。(マイクのインタビューより)
この辺がイイ作品作り秘訣なんですかねー。
正直言って「ただ速いだけで、退屈な作品が量産されているのかなぁー」
って感じで偏見の耳で、シュラプネル系を色々聴き漁っていたんですが、意外にいい作品も多くて、驚いております。
傾向としては、やはりデビューまもない若手プレイヤーの作品は、どれも意欲的で、少々荒削りでも魅力的な作品が多いっスね。
なので、この本お勧め。
意外に新たな発見がまだあるかも...面白いので次回もシュラプネル特集で...
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