この記事では、タッピングに必要なミュートダンパーを自作してみよう!!って企画です。
タッピングする際のミュート問題なんですが、1フレット付近にハンカチやリストバンドのような布を巻き付ける方法がありますが、いまいちミュートが甘い。
で、最近楽器屋さんでみつけたフレットラップ使っていたんですが、半年ぐらいでなんかヘタってきちゃったんですね。
フレットラップはデザインも良くて気に入ってたんですが、いろいろ不満もありまして...
で、今回100円ショップの物を駆使して、もっとしっかりミュートが出来るダンパーを作ってみました。
私は手先が器用なほうでは無いので、まだまだ改良の余地はありますが、市販のフレットラップよりもしっかりミュートしてくれる物ができたので、その作り方を紹介します。
ミュートダンパーとは?なんで必要なの?
そもそもなんでミュートダンパーが必要なの?って事ですが、ダンパーを付けることでタッピングをする際に出る不要な弦の振動を抑える役割をしてくれます。
タッピングをすると、この部分の音も鳴ってしまうんですね。
片手タッピングなら、こんな感じで右手でネックを掴むようにミュートします。
オーバーネックタッピングなら、左手のこの部分でミュートします。
で、ジョーサトリアーニさんの「ミッドナイト」なんかでやる両手タッピングの時にミュートダンパーが欲しい所。
タッピングの名手、ジェニファー・バトゥンやマイケルアンジェロ。ジンモあたりはミュートダンパーが常に装着されているのが確認出来ます。
フレットラップの問題点は?
で、これです。
楽器屋さんでフレットラップって名前で売っていまして、「おぉ コレコレ」デザインも良くて1200円で買ってみたんですが、ちょっとミュートが甘い。
まぁ2フレット付近で縛れば問題なくミュートしてくれるんですが、出来れば1フレット付近でミュートして、なおかつ1フレットも使えるのが理想的っスねー。
耐久性が、あまり良くないところが残念。半年ぐらいでヘタってきちゃった。
100円ショップで用意するもの。
- のこぎり
- 耐震マット
- アクリル板の箱
- 足フック
- グルーガン
- グルーステック
グルーガンが300円で、ちょっと高くなっちゃった。880円なり。
これで最低でも2個はつくれます。
作り方
これが完成品になります。
デザインの賛否は置いといて。ミュートはしっかりしていますよ!!
まずはアクリル箱。
何に使うかと言いますと、耐震マット乗せる土台にします。
アクリル板なら何でもよかったのですが、フニャフニャはダメである程度硬いヤツがいいです。
アクリル板見つからないので、この箱を使いました。
フレットの幅に合わせて、印を付けて...
で、このコンパクトのこぎりで切り出していきます。
ちなみに、縦幅が23ミリ。横幅が45ミリで切り出しました。個々のギターで幅が違うのでサイズに合わせて作って見てください。
バリがあるのでヤスリかけます。
これで土台が完成しました。この上に土台に合わせてカットした耐震マットを貼ります。結構粘着力あるんで簡単に張り付きますし、弦を強力にミュートしてくれます。
劣化したら新しいのに変えるのも簡単です。安いですしね。
で、ネックに巻き付けつるベルトを作ります。これ長いのでカットします。
カットしたマジックテープ部分を、使えるように更にカットして...
グルーガンで貼り付けます。マジックテープの雄雌間違わないように。
で、耐震マット貼った土台をグルーを使って貼り付けます。
これで完成!!
グルーが手に付くと、滅茶苦茶熱いのでくれぐれもご注意ください!!私は火傷しましたので...
まとめ
えーと、まだまだ改良の余地はありますが、従来のフレットラップよりも格段にミュートしますので皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
またミュートダンパーは、タッピングだけではなくカッティングやフルピッキング時のノイズ対策としても役立ちます。
レコーディング時にこれを付けると、ちょっとしたミスタッチのノイズや意図しない開放弦の音を防いでくれますので、「タッピングなんかやらないよ!!」って方も持っていると重宝すると思います。
あとはデザインだなー
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