最近、キーボードの練習しています。
「何でか?」って言うと、音楽理論を勉強するのにギターよりも「キーボードの方が解かりやすい!!」って事と「ちょっとくらいはキーボード弾ける様になりたい」っていう、鍵盤に対する憧れ(笑)もチョットあるっス。
とはいえ、「ガチ」でキーボード弾きたい訳じゃなく、チョット弾けるようになって、ついでに「音楽理論や楽譜読みも出来るようになればイイな」っていうユルい理由です。
そんな理由で始めたキッカケになった動画がこれ👇
この動画が面白くて、キーボード買っちゃいました!!菊地成孔先生、教え方が面白いっス。
最近のルーティンだと、いつもより30分早起きして朝一で動画見ながらキーボード練習しております。(30分~40分くらいか)
ギターとは違った楽しさがありますし、何と言ってもギターで勉強する時と、違う角度で音楽理論を学べるのが新鮮っス。
で、菊地先生の動画で面白かったのが、ホールトーンスケール(全部、全音で出来ている簡単なスケール)を使って、12音すべての、メジャーとマイナーのスケールを弾く練習の方法が、とても覚えやすくて楽しい。
ピアノ練習のバイエルンよりも、システマティックで覚えやすいっス。
楽譜も使わないので、TAB譜しか読めないギタリストさんでも、簡単に覚えられるっス。
今回はテーマは、私も普段練習しているホールトーンを使ったスケール練習を解説します。
興味が出てきた方は、早速キーボードを手に入れましょう!!
どんなキーボードを買う?
ガチじゃないので、立派なキーボードじゃなくても全然大丈夫。
だだし、最低でも3オクターブ以上は欲しい所。
持ち運びが便利なスマホキーボードや、巻物キーボード(ロールピアノっていうの?)もNG。
やはり白鍵盤・黒鍵盤の感触が、ある物がよろしいです。
近所の「ハードオフ」や「メルカリ」などで、安価な中古品でいいので、3オクターブ以上で、鍵盤の感触がシッカリある物を使いましょう。
ドレミファソラシドを弾いてみよう!!
ご存知、学校の勉強で唯一覚えている音楽理論「ドレミファソラシド」の音階。
Cメジャースケールっス。まずキーボードで弾いてみましょう。
小学生の時、ピアニカで吹きました。
白鍵盤だけで出来た音の階段です。皆さんも、これは簡単に弾けるはず。
ここでキーボード練習の際に、最低限守る簡単なルールを確認します。
弾く上での最低限のルール。
ルールその1
ガチのレッスンじゃないので、厳格な運指(指の運び)は指示しませんが、右手の1本指奏法はやめましょう。
右手でスケールを弾く時は「なんちゃって!」でもいいので、ギターの運指の如く複数の指を使って弾きましょう。
ルールその2
右手で「ドレミファソラシド」を弾く際は、必ず左手で、その起点になる音(ルート音)を弾いて下さい。
この場合は右手で「ドレミファソラシド」を弾いて同時に左手で低い音のド(C)を弾きます。
左手に余裕があれば、指を広げてオクターブ上か下のド(C)も弾いてみましょう。
Cメジャースケールは、白鍵盤だけの世界なので簡単。
問題はここから、黒鍵盤も混ざって12キーの「ドレミファソラシド」を弾きこなすのが大変。
この移調で「ドレミファソラシド」を弾く時にキーボード挫折するんですが、この移調をゲーム感覚で簡単にインストールするのが今回のテーマになります。
鍵盤の構造を再確認。
まず、鍵盤を「ジーっと」眺めてみましょう。
「ジーっと」眺めていると、白鍵盤と白鍵盤の間に、ラインが引かれていて、1オクターブが2つのブロックに分かれているのに気が付くでしょうか?
全部の鍵盤を見渡すと、こんなイメージになります。👇
「ホールトーンスケール」を使って左大陸・右大陸を弾いてみる。
ホールトーンスケールとは、すべて全音間隔で出来ている「音階」
年配の方ですと「鉄腕アトム」のテーマの冒頭は、このスケールが使われています。
ちなみに、すべて半音間隔で出来ている音階が「クロマチックスケール」
短3度(フレット3つ分・1音半)間隔で出来ている音階が「ディミニッシュスケール」以上、クロマチック・ホールトーン・ディミニッシュが、均等間隔系スケールの有名どころっス。
で、本題のホールトーンスケール。
Cからキーボードで弾いてみましょう。左手は低いCを押して、右手でホールトーンスケールを弾きます。
図で見るとこんな感じ。
どうでしょう?わかるでしょうか?
つまり、「ホールトーン」は左大陸は白鍵盤で、右大陸に入ったら黒鍵盤で!!って法則で弾く事が出来ます。
左大陸が白鍵盤で、始まる「ホールトーンスケール」の全体図がこちら👇
👆この、左大陸・白鍵盤/右大陸・黒鍵盤の道筋を「ライン1」と呼びます。重要。
今度はCから半音上がって、C#の「ホールトーン」を弾いてみましょう。
図で見るとこんな感じ。
今度は、左大陸が黒鍵盤で、右大陸が白鍵盤って法則で「ホールトーン」を弾くことが出来るようになります。
同じように、左大陸が黒鍵盤で始まる「ホールトーン」の全体図がこちら👇
この左大陸・黒鍵盤/右大陸・白鍵盤の道筋を「ライン2」と呼びます。こちらも重要。
まずは、ココで一区切り。
左大陸が白鍵盤から始まる「ライン1」
左大陸が黒鍵盤から始まる「ライン2」をキーボードで弾いて練習しましょう。
左手でルート音を弾いて右手で1オクターブの「ホールトーン」を行き来して覚えます。
左大陸と右大陸を意識していれば、割と簡単に弾けます。
簡単。12キーで「ホールトーン」スケールを弾く練習。
先ほどやった「ライン1」と「ライン2」を理解していれば、12キー全てで「ホールトーン」を簡単に弾くことが出来ます。
例えばキーDの「ホールトーン」
Dは左大陸・白鍵盤なので、「ライン1」で進みます。
で、右大陸にはいったら、黒鍵盤に乗り換えて...
再び左大陸にはいったら、白鍵盤に乗り換えて、オクターブ上の音Dに着地します。
半音あがってキーD#から始まる「ホールトーン」
D#は左大陸・黒鍵盤から始まるので「ライン2」で進みます。
同じ要領で、右大陸に入ったら白鍵盤に乗り換えて、再び左大陸に入ったら黒鍵盤に乗り換えてD#に着地します。簡単でしょ?
右大陸から始まるキーでも同じ要領で。
例えば、右大陸のBから始まる「ホールトーン」
Bは右大陸・白鍵盤から始まるので「ライン2」で進みます。
Bの次はすぐに、左大陸に入るので黒鍵盤に乗り換えて、再び右大陸に入ったら白鍵盤に乗り換えてBで「フィニッシュ」します。
とにかく、次の大陸に移動したら、鍵盤の「白・黒」を乗り換えれば「ホールトーン」スケールを作ることが出来ます。
この法則を理解していれば、12キーどこからでも、簡単に「ホールトーンスケール」弾くことが出来ます。
何も考えずに、12キーで「ホールトーンスケール」弾ければ合格。
次回は、この法則を使って12キーで「メジャー・マイナー」を弾く練習術を紹介します。
まとめ
まずは、「ホールトーン」スケールを12キーで弾けるようになるのが、下準備になります。
次回は、この「ホールトーン」のライン1・2を使って「メジャー・マイナー」スケールを12キーで簡単に弾く練習を紹介します。
とにかく「ガチ」でキーボード弾く訳じゃーないので、「なるべく楽して弾ける様になりたい!」ってのが今回のテーマ。
メタルギター好きの私が、このキーボード練習をキッカケにして、大嫌いだった音楽理論や、楽譜読みに興味を持つようになったのが1番の収穫ですので、ギターしか弾かない方も安物のキーボード買って遊んでみるのも一興です。
新たな世界がみえるかも?
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