バンド活動とか、今してないんで普段の練習は、シールド1本パソコンに突っ込んで「アンプ・チューブ」👇
で十分なんですが、足元に置くエフェクターも気になるところ。
中でも気になるのが、ZOOMマルチエフェクターのフラックシップ「G11」。👇
私、学生時代のエフェクターといえば「BOSS」
みんな1箱1万以上するエフェクターをせっせと集めていた時代。
マルチエフェクター=冷蔵庫みたいなフルラック・高価・業務用ってイメージを覆したのがコレ。
1990年。ZOOMの初の自社ブランド製品。「ZOOM9002」(ちなみに会社設立は1983年)
👆マルチエフェクターの歴史を変えた名器で、機能・デザインともに革新的かつ、お値段も手ごろなマルチエフェクターでした。
当時、コレは相当インパクトありましたねぇ。
それ以来、私はZOOMファン。BOSSのエフェクターは売っちゃいました。
私のギター人生、ブランクがありましたが(2001~2013くらか)歴代のフラックシップを所有していたので、G11が気になってしょーうがない。
買っちゃいました。
ZOOM「マルチエフェクター」歴代のフラックシップモデルとは?
ZOOMのマルチエフェクターといえば「低価格」・「コンパクト」・「多機能」
これは「9002」以来一貫したした「マルチエフェクター」製品の思想で2024年現在もこのイメージは変わらないっすね。
「小っちゃくて、安くて、高機能!!」
まさに、庶民の味方。お金のない学生・アマチュアミュージシャンから熱烈な支持を集めて現在にいたっております。
そんな「庶民の味方」ZOOMのマルチエフェクターですが、本格派ペダル付の豪華なマルチエフェクターってモデルも有りまして...
現在だと「G11」が、ペダル付マルチエフェクターのフラッグシップですが、ペダル付「フラック・シップ」モデルの歴史を紐解くと、この「3030」がG11のご先祖様に当たるのではないでしょうか?
ちょっと頼りない感じですが...
次が「4040」
なんとツインペダル。だんだん頼もしくなってきました。
で、次が「8080」コイツは強力だった。
いまでも一部マニアのあいだで、人気のハーフラックサイズのマルチエフェクター「9050」
👆当時としては、変わり種の飛び道具エフェクターがふんだんに入っていたので異彩を放っていました。ZOOM=変態エフェクターってイメージがついた名器で、この9050の流れを汲むエフェクターに2ペダル乗せてスイッチングも出来るようにしたのが「8080」
なかなか強烈で、2ペダル+↑・↓ボタンで個性派エフェクターの「9050」の数値を3系統で操れるって代物。好きでしたねぇ。
で、アンプシュミレーター黎明期の1996年なので、シュミレーターモード付いているんですがイマイチ。ライン録音は苦戦します。
で、廉価モデル感が強いGFXシリーズのフラッグシップ「GFX-8」
豪華さが無いので、真の「フラックシップ」ってカテゴリーに入れるか迷いましたが、一応いれてみました。
この頃から、DTM時代に移行する時期なので、各社パソコンのスピーカーでもちゃんと使えるアンプシュミレイターや歪みの改良に苦慮してた感じが取れるモデルっス。
で、GFXを経てGシリーズ。後継機はコレ。「G9.2tt」外観の豪華さは歴代1かもね。
新たにZペダル(斬新っすね)なる、横にも動くペダルを採用。これで3系統動かせます。
リアルな歪み系を実現すべく、なんと「真空管」2本を搭載。
持っていましたが、ボディーが超堅牢で重く、部屋で使うと小指ぶつけて悶絶。
使い方が難しく、「真空管」サウンドもイマイチなイメージ。8080の時のイイ感じのエフェクターが減った(アナログオクターバーが迫力ない・ピッチシフターが2系統になったとか)のが残念って感じっすね。
でも、スペックだけ見ても相当面白いっス。ワクワクしましたね。
そんで、次期モデルがグッとシンプルになった「G5」
ペダル減りましたが、真空管は温存し、Gシリーズの定番であるエフェクターを並べるディスプレイになりました。
難解だったG9.2ttに比べて、操作しやすいっス。
で、真空管・Zペダルを廃して更にシンプルになって、登場した次期モデルが「G5n」
豪華さは無くなりましたが、パソコンに繋いで、「Guitar Lab」と連携すれば新しいエフェクターが追加できるってのがソソられます。
そしてG5のマイナーチェンジ感の強いG5nに代わって、本気の「フルモデルチェンジ」って感じの「G11」
先代にくらべて、華やか♪カッコイイっすね。
先代G5nはコスパ最強の30000円台でしたが、60000円台後半とZOOMにしては高価。
ですがG11は、「フラックシップ」名に恥じない、本気感があります!!
先代G5nとの比べてみる。
今作は、5インチディスプレイとカラフルな照明が、とても印象的です。
電源入れただけで、テンション上がりますねぇぇぇぇぇぇ!!
目玉の5インチディスプレイにより、操作性は格段にあがりました。
👇別売りのBAT-1を繋げば、Bluetoothでスマホの画面でのセットアップも可能。
歴代モデルは、しゃがんでツマミをいじるんですが、これが結構苦痛。
タッチパネルでサクサクセッティングが可能になりました。
G5nとG11。大きさ比べるとこんな感じ。
👆G11の方が一回り大きいですが、G5nに比べてボディーは薄めで、重さはほぼ同じって感じ。丁度いいサイズ感。
で、ストンプボックスが5個になりましたが、窮屈な感じも無く、とてもイイ配置っス。
裏パネルはこんな感じ。
👆G11。豪華。申し分なし。そして薄型ボディー。
👆G5n。激シンプル。MIDIなし。なぜかヘッドホンがピン仕様。
G5nはモデリングアンプもエフェクターのカテゴリーに入れてセッティングしていましたが、今作はアンプ部を独立させたのもイイ。
ボタン押せば、アンプのオン・オフが可能になりデカいツマミで、微調整が容易になりました。良き。
ストンプボックス部も4から5に増設され、並べたエフェクターのスクロールする煩わしさも低減。
従来通り、最大9個のエフェクターが並べられているんですが、先代は込み入ったエフェクターが入ると結構フローします。
今作は処理能力が3倍になったので、めったにフローすることはないっすね。自由。
肝心の音のほうですが、今作はIR(インパレスレスポンス)の存在がデカいっす。
👇IRに関する優れた記事を見つけました。私には説明が難しいので、この記事を参照してください。
👆要は新種のスピーカーキャビネット・シュミレーターで、旧来のシュミレーターはフィルターやイコライジングでスピーカーを模したものに対し、IRはスピーカーの本物の音を生け捕り(キャプチャしてファイリング)にして再生するシステムだそうで。
旧来のシュミレーターは手書きのアニメーションで、IRは実写版でキャラクターを動かす(音を出す)ってイメージっス。
👆の様にアンプの後や歪み系エフェクターの後にセット。
定番アンプのスピーカーキャビネットをオンマイク・オフマイク・ルームマイクなど、70個のプリセットパターンがあるので、間違いなく自分の好みのサウンドが見つかるはずっス。
また、他社のIRデータもG11本体に130個までファイルできるで、大量のキャビネットサウンドをコレクションして持ち運びが出来る。
👆本当にこんな感じ。
IR有りと無いとで、えらい違いでIR無しだと、旧モデルとあまり変わらない歪みサウンドですが、アンプの後にIRをセットすると、驚くはど良質でリアルな歪みサウンドになります。
普段ヘッドホンで練習するんですが、IR有だとヘッドホンでも大迫力の歪みサウンドが得られます!!
パソコンのモニタースピーカーでもビックリするくらい、迫力のある歪みサウンドが得られます。良き。
もう一つ先代と異なる所は、ルーパーとリズムボックス。
先代はルーパーとリズムボックスがエフェクターと同じカテゴリーに入れられているんですが...
👆ルーパー・リズムボックス使わない方には関係ないんですが、コレ大変使い勝手が悪い。
「リズムボックス使って練習したい!!」って時、使う為にはエフェクターの枠1個取られるしパッチ切り替えたらリズムボックスは強制終了。
ルーパーもエフェクター枠取られるし、こちらもパッチ切り替えたら終了。とても良くない。
G11は、リズムボックスのセクションとルーパーのセクションがちゃんと独立しているので、パッチを切り替えても、リズムボックス&ルーパーは鳴り続けるます。
👆ルーパーモード。もちろん足元で操作できます。ストンプボックスの左側・2つのスイッチで録音・再生。
👆リズムボックス。同様に2つのスイッチでプレイ・ストップ。パターンはいつものZOOMのリズムボックスって感じ。練習のお供に最適。
テクノ・エレクトリック系のリズムパターンあれば、もっと楽しいのになぁ...
で、ループ時間はG5nで最大80秒に対しG11は、なんと最大5分のループが作れます。
凝りに凝ったループサウンドを作りたい方や、個人練習のプレイチェックにもイイっす。
まとめ
前作に比べて価格は高くなりましたが、前作感じた使い勝手の悪さが大幅に改善。
音質もIR導入でパワーアップ!!
プロセッサーも大幅増量して自由度アップ!!
って感じで、前作不満が残る所はすべて解消されたなと、個人的に思っております。👇
G5nがダメな訳じゃー無い。
👆コイツは、とにかくコスパ最強。
少々使い勝手が悪いが、たっぷりエフェクターが入って2万切る物も中古市場にあふれているので、初心者さんやマルチエフェクターデビューの方には、G5nもイイんじゃないかな思います。
私の場合、G11の最大の決め手は...
見た目の良さ!!
これに尽きます。
買わずにはいられなかったな。
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