この記事では、前に紹介した2指の同期トレーニングの応用編です。前回は無機質でメカニカルなトレーニングで、自分の弱点を知るって感じの練習法でした。
今回は2指の同期を練習しつつ、ペンタトニックのポジションも覚えてしまいましょうって感じのトレーニングです。
1本の弦に対して、2音使うペンタトニックスケールはオルタネイトピッキングの相性も良くて、そのシンプルで規則正しいパターンはスピードピッキングがやり易いので、手首の筋力強化にも効能があります。
イメージはザックワイルドのようなペンタトニックのフルピッキング!!って感じのトレーニングです。
ペンタトニックのポジションの把握。
パターン1
まずは基本形のポジション。赤○をルートにしたマイナーペンタトニックです。6弦5フレットにルート音を置いた1番使用頻度の高いパターンっス。
このポジションを基に作ったのがこのフレーズ。
1本の弦に対して2回弾いて上昇するパターンです。1回弾いて上昇するパターンだとピッキングが難しくなるので、まずはここから。
メトロノームに合わせて♩60くらいからはじめましょう。
パターン2
6弦5フレットから3フレット上昇して6弦8フレットから始まるパターン。
で、これを基にして作ったのがこれ。
3弦から2弦に移動する運指がちょっと難しいっス。
パターン3
6弦8フレットから、2フレット上昇して6弦10フレットから始まるパターン。
で、同じく。
アクセントにも気お付けて弾いてみましょう。ダカダカダカダカダカダカダカダカって感じっス。
パターン4
6弦10フレットから2フレット上昇して6弦12フレットから始まるパターン。
ルートが5弦12フレットにあるポジションで、パターン1の次に使用頻度が高いヤツです。
で、同じく。
運指が忙しいです。
パターン5
はい。これで5パターンが出揃いました。
まずはこの5パターンで、ポジションを把握しましょう。
最近この練習を、スタイラスピックで弾くのが好きです。ポジション把握と同期トレーニング。ついでにピッキングの矯正トレーニングも混ぜちゃってます。
興味ある方はこちらへ。
指の筋トレにもなる逆運指パターン。
基本形に慣れてきたら、このパターンをやってみましょう。
同じポジションですが今度は小指からの運指。
イメージとしては、プリングオフにピッキングを合わせていく感じでやるとイイです。
どうでしょう?
前のパターンよりチョット難しく指も疲れませんか?速いテンポよりチョット遅めのテンポで正確にやる方が指の筋トレになりますのでこれも処方しておきます。
パターン2-5でも逆運指やってみましょう。
パターン1-5を混ぜて練習しよう。
パターン1-5をスラスラ弾けるようになったら、1-5を連結させたフレーズを自分で作ってみましょう。
1つのパターンだけですと縦の動きしかできなくなるので、1-5を横にも動かせるようになりたい所。これで指板を広く使えるようになるって作戦です。
で、肝になるのは自分でフレーズを作るってのが重要です。このほうがポジション記憶する時も、頭の中に入りやすく集中力も増していい練習ができます。
例えばこんな感じで...
6弦と5弦を横に動かして最後にパターン1で締めるとか...
1弦だけで、横に動いて最後にパターン1で降りていく感じ...
6弦―5弦。5弦―4弦。4弦―3弦。3弦―2弦。2弦―1弦を、横にズレながら行くとか...
こんな感じで無限に作れますので、自分の必殺技作る感じでやると楽しく練習できると思います。
まとめ
単調な練習を、ちょっと工夫して面白くするってのがテーマで、これを基に皆さんも色々工夫すると、飽きずに練習を続けることが出来るんじゃないかなと!!
まとめると
- 単調な同期トレーニングに飽きたらペンタトニックのポジションで同期トレーニング。
- ポジション覚えたら縦にも横にも動かせるように。
- 自分で練習フレーズを作っちゃう。
- 自分の必殺技を作っちゃう。
こんな感じで、楽しく練習出来るようになればなと!
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