ブルースセッションで恥ずかしい思いをしないための、お手軽フレーズ習得術。

40歳から始める音楽理論

最近ヤマハのリモートセッションアプリ「シンクルーム」を使って友人と音出して遊んでいるのがブームなんですが...

【パソコン音痴でも出来た!】ヤマハのシンクルームでリモートセッション。

ただ音出しして遊んでいるだけじゃー芸がないんで、


「ブルースセッションやろーか?」って事になるんですが...

いちごメタル
いちごメタル

まずい...ブルースあんり好きじゃないで、ちゃんと練習した事がねーや。まー12小節のコード進行とAマイナーのペンタトニック弾いてりゃなんとかなるか。

案の定バッキングパターンは「ダッタ・ダッタ・ダッタ・ダッタ」とAマイナーペンタトニックだけじゃーすぐにネタ切れして、Aマイナーのペンタトニックをウロウロなぞるだけで、終了。


別にイイんです。ブルース弾けなくったって。


趣味なんで好きなもの弾いて楽しみゃーイイんですが!!

いちごメタル
いちごメタル

でも、なんか恥ずかしいっス。ギタリストのたしなみとして、ブルースくらい難なくこなしておきたい!!

って思いになり、最近ブルース弾いています。


そこで、今回はブルースセッションで恥ずかしい思いをしないためのすぐ使える「お手軽」フレーズを集中トレーニング!!


使える武器を増やして、苦手なブルースを楽しくしよう!って作戦です。

12小節のブルースコード進行とは?

だいたいの場合Aのメジャーキーが想定されるので、Aで書いてみますと...

Ⅰ-トニック。Ⅳサブドミナント。Ⅴ7-ドミナントの3コードで、構成されているんですが、クラシックの楽典と違うのは、トニックだろうが、サブドミナントだろうがお構いなく短7度。つまりセブンスコードが、くっ付いて来るのが特徴的。


Ⅰ7(A7)-Ⅳ7(D7)-Ⅴ7(E7)。


基本メジャーコードの構成ですがマイナーの短7度が混ざって何とも渋い響きになっています。

で、2小節めの、A7がD7になっているパターンとA7のまま進行するパターンの2種類がありまして...


A7のまま進行するパターンを「スローチェンジ」


2小節目にD7が入るパターンを「クイックチェンジ」


って言います。セッションする時はあらかじめ、どちらでやるか確認した方がいいっス。


まずは、このコード進行をなにも見ないで弾けるように頭のなかにインストールしましょう。


どこかで、聞いた事ある進行なのですぐに覚えられるとは思います。

バッキングパターン。

コード進行に合わせてお決まりのパターンってやつがありまして...

ブリッジミュートで弾く

一番有名なヤツ。完全5度と6度を繰り返すロックンロールのリフ。1拍を3連で取るシャッフルのリズムになります。


5弦の開放弦を使ったパターンもありますがストレッチの練習にもなりますし、ポジションを移動すればいろんなキーに対応出来るので、ストレッチ苦手な方もここはこのストレッチパターンで覚えたい所。


このパターン+もうひと声!短7度まで小指をストレッチ出来ればさらにいいですね。必修。

グイっと小指を伸ばして赤○を押える。。

単音弾きのバッキングパターン。

これも良く出てくるヤツ。

ルート・短7度・P5を単音で弾いていきます。プリングオフを使ったり強弱のアクセントをつけて練習するといい雰囲気になります。

5度を省略したコードのパターン。

バレーコードでセブンスコードを弾くとブルースではチョット賑やかすぎるので、5度を省略した押さえ方で弾いてみる。

どうでしょう?こっちの方が、うるさくなくていいですね。


バラバラにアルペジオで弾くのも良し。カッティングを入れるのもイイです。


また、この押さえ方にすると、余った指で1弦、2弦でテンションコードを入れるのも簡単になります。

こんな感じで適当に余った指で、テンションをトッピングするとイイ感じになります。9thなら適当にはめ込んでも全然違和感なくいけるっス。

【脱パワーコード】メタラーでも出来る!テンションコード押さえ方。簡単トッピング術。


取り敢えずバッキングパターンは3つ4つは持っておきたい所。


ずーーーーっと「ダッタ・ダッタ・ダッタ・ダッタ」だけでは辛いっス。

ターンアラウンドを使う。

ターンアラウンドとはこの部分。

11~12小節目に出てくるお決まりのフレーズ。


このフレーズ決めてまた頭に戻ります。


半音ずつで落ちてきてE7で締めるってパターンが、多いですね。

ブルースギタリストは色々なターンアラウンドを持っていて、だいたい似たいるんですが、色々個性が出て面白いところ。

半音上がっていくパターン。


これも3パターン位は、持っておきたいですねー。

リードプレイは?

A7-D7-E7のブルース進行なら、Aマイナーのペンタトニック1発だけで、お気に入りのパターンを弾くってやり方でも形にはなりますが、これだけだとすぐにネタ切れになったり淡泊な演奏になりがち。

お馴染みのAマイナーペンタトニック。

なのでちょっと一工夫。

メジャーペンタトニックとマイナーペンタトニックを使い分ける

元々メジャーキーのコードなので、Aのメジャーペンタトニックもハマります。下がマイナーとメジャーを混ぜた図で、青○がAメジャーペンタトニックになります。

これを使い分ける。

解かりやすく、1弦ー2弦の5fを起点にしたメジャーペンタとマイナーペンタを用意しました。

例えば1~4小節のA7の所をAのメジャーペンタで、弾いてみて...

5~8小節のD7の所から、Aマイナーペンタトニックで弾いてみたりする。と明と暗のコントラストが付くので、Aマイナーペンタがグッと際立ちます。


もう一つの簡単な工夫としては...

コードがA7の時はAマイナーペンタトニック。D7の時はDマイナーペンタトニックE7はEマイナーペンタトニックって使い分けるのも有りですね。


例えば10~12小節の所に...

って感じで、コードに対してマイナーペンタを当てるってやり方もアリかと。


コードトーンを弾いてみる。

困った時は、コードトーンを弾いて繋ぐ。

さっき覚えた5度を省略のコードをスライドでなぞってみたり、メロディーのように弾いてみるのもイイです。


困った時は、これで繋いでお得意の決めのフレーズに行く!って感じです。


取り敢えずマイナーペンタトニックとメジャーペンタトニックを使い分けるだけでも大分バリエーションが増えてくると思います。


で、困った時は、コードトーン。って作戦です。


まとめ

好き嫌いは別にして、12小節のブルースはギタリストの嗜み(たしなみ)として、いつでも使えるようにしたいですねー。


すぐに使えるバッキングパターンを3つ。ターンアラウンドを3つ。これだけでも色々な組み合わせが出来るようになりますので、まずはここから。


リードプレイもマイナーペンタトニック1発だけじゃ辛いので、メジャーペンタ、マイナーペンタを使い分け出来るようにするだけでも、大分バリエーションが増えていきますので、日々の練習でもポジションの把握を意識して練習しましょう。


最後にブルース嫌いの私が好きなCDを3枚くらいご紹介。

どれも聴きやすいっス。入門盤として最適化と。


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