この記事は、前回紹介した簡単にテンションコードを覚える考え方の続編です。
【脱パワーコード】メタラーでも出来る!テンションコード押さえ方。簡単トッピング術。
今回はこの考え方を使って、具体的な練習法や押さえ方を実践してみようって記事です。
私は日々の練習で、毎日15分だけこのテンションコードの練習時間を作ってやっていました。
速弾きの運指練習とはまた違った感じの運指練習にもなりますし、自然にテンションコードの押さえ方もマスター出来る一石二鳥的なトレーニングっス。
私のような、メタル好きのテンション嫌いなギタリストにお勧めで、テンションコードの練習ってよりも指の運指練習って捉えてオマケでテンションコードも覚えちゃいましょうって感じの作戦です。
まずは、5度省略コードの押さえ方を覚える。
前回の復習で、6弦~3弦で5度を省略した基礎コードを作ります。
まずは、これをしっかり覚えてもらって、1弦と2弦はテンションをトッピングする専用の弦にします。
【脱パワーコード】メタラーでも出来る!テンションコード押さえ方。簡単トッピング術。
で、このコードフォームにナチュラルテンションの、9th11th13thをトッピングすると...
9th。Ⅲm7とⅦm7(♭⁵)が♭9になります。
11th。Ⅳ△7が♯11になります。
13th。Ⅲm7とⅥm7とⅦm7(♭⁵)が♭13になります。
ここまでが前回の復習になりまして、今回の練習材料になりますので、よく覚えておきましょう。
練習のやり方。押さえ方。
先ほどのナチュラルテンションのダイアトニックコードを使ってこの様なフレーズを弾いてみましょう。
ようは、5弦にルート音を置いたパターンと6弦にルート音を置いたパターンを、交互に9。11。13。とナチュラルテンションを弾く。
中々素早くコードチェンジするのが難しいので、ゆっくりのテンポで良いので確実に押さえていきます。
5弦にルート6弦ルートを交互に、弾くことによりテンションのポジションが覚えやすくなりますし、運指練習にも良いです。
あと、これすべてCメジャースケールの中だけで、押さえているのでフレット全体をCメジャースケールで把握するイメージも出来きれば最高です。(なのでアヴォイドノートも構わず弾いちゃいます)
次にDm7の形。
私は指が短いので、基本形だと大変押さえずらいので、親指使ってみたり、思い切ってルート音を省略した押さえ方なんかも有りかなと。
Em7の形。
FM7の形。
G7の形。
Am7の形。
Bm7(♭5)の形。
こんな感じで私は日々の練習のウォーミングアップ15分間この練習を取り入れていました。
初めはテンション好きな練習じゃないし、いちいち押さえ方の表見ながらやっていましたが、運指練習として捉えれば毎日続けることが出来ましたし、2~3ヶ月したら、表見なくても弾けるようになりましたし、Cメジャースケールもフレット全体で見えるような感覚も身についてきました。
アヴォイドノートについて。
アヴォイドノートとはコードの中にある音と音の間隔が♭9(つまり半音13個、または1オクターブ+半音)の関係の音程の事を指していて、コレ結構な不協和音なので、厳密な音楽理論書なんかでは、禁止音って扱いがされてたりします。
例えばCM7のナチュラルテンションでいいますと...
このEとFの間隔がオクターブ+半音(♭9ね)なのでCM711はアヴォイドノートになります。
確かに苦味のある響きなんですが、アルペジオで弾いてみると、苦味が薄まったりしますし時代が変われば、この響きも...
「クール!!」
って感じる可能性を秘めてたりしますので、アヴォイドノートはあまり気にせずに、頭の片隅に「♭9の間隔はアヴォイドだなぁー」くらいの感覚でよろしいかと。
で、この練習は運指練習とテンションの位置とCメジャースケールをフレット全体で捉えるって事に主眼を置いているのでアヴォイドノートは無視して弾きまくります。
実際に使うときは自分の耳で不快だなぁーって感じればそれがアヴォイドノートって事でよろしいかと。
まとめ
日頃のトレーニングに15分だけ5弦ルートのナチュラルテンションと6弦のナチュラルテンションを弾き分ければ、いつの間にかテンションの位置が何も考えずにパワーコードを押さえられるが如く9も11も13も押さえられるようになってきます。
最悪全然覚えられなくても、運指練習として使えるので、やって損なしって作戦の練習方法です。
アヴォイドノートの事を考えると混乱してしまうので、私のようにテンションコードにアレルギーのある方はアヴォイド無視で弾くことをお勧めします。
興味があれば後で、勉強すればよいかなと。
そもそも音楽は何でもアリなので、禁止音ってのは自分の耳で決めるって事で...
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