この記事では、ピッキングとフィンガリングの同期に特化したトレーニングを紹介します。
フレットを押さえて弦をピッキング。
当たり前の動作で、簡単なことなのですがフレーズが速くなったり指の組み合わせが複雑になってくると、フレットを押さえる前に弦を弾いてしまうって事がおこるんですね。
明らかにズレていれば音は出ず!!って感じなんですが、微妙にずれていると音は出ているが不鮮明な音になります。
この練習では自分の得意、不得意な指の組み合わせを知り、不得意な組み合わせを重点にトレーニングすれば練習の効率が良くなる!っていう考えです。
曲やフレーズのコピーだと得意な所を上手く弾けると、苦手な所も上手く弾けた気になっちゃって、弱点が見えなくしちゃうんですね。
自分の弱点をあぶり出して、鍛える!!克服する!!ってのがテーマです。
人差し指と薬指の組み合わせ。
♩60くらいのテンポから始めましょう。
符割が分からなくならないように、拍の頭を強く弾いてアクセントをつけましょう。
運指は、人差し指ー持ち上げー薬指ー持ち上げー人差し指ー持ち上げー薬指ー持ち上げーって感じでやります。
どうしても上手く出来ないって時は、
運指を、人差し指ー押さえたままー薬指ー持ち上げー人差し指ー押さえたままー薬指ーって感じでトリル練習の運指から始めてもOKです。
トリルにピッキングを合わせる感じですね。
ちゃんと「ドレドレドレドレドレドレドレドレ・・・・・・」ってなりましたか?
慣れないと「レドレドレドレ...」になったり音がちゃんと鳴らなかったりします。
コツは自分で声を出して弾くと上手くいきます。
ドレドレドレ...♪♪って歌う感じで!!
人差し指と小指の組み合わせ。
はい。この組み合わせは、小指の筋力がないと数十秒でスタミナ切れをおこします。ある程度筋力があればわりとイージー。
筋力に自信が無いかたは当サイト推奨のトリル練習をオススメします。
慣れてきたらどんどんテンポを上げていきましょう!!速いテンポに慣れるのと筋力を鍛えたいので、自分の実力よりも速いテンポにも挑戦しましょう。
人差し指と中指の組み合わせ。
はい。人差し指と中指の組み合わせは、比較的やりやすい組ですね。
ちゃんと右手と左手が同期しているか出音を聞きながらテンポを上げていきましょう!!
中指と薬指の組み合わせ。
はい。私はこの組み合わせが一番苦手です。
すぐにスタミナ切れを起こすし、意外に中指が持ち上がらない。ここはゆっくりテンポで、まずは指を大きく持ち上げる意識でやると段々動きがよくなってきます。
こんな感じ。でセットして。
リハビリみたいな感じっス。根気よく続けると、あら!いつの間にか動きが良くなっている!!
中指と小指の組み合わせ。
はい。割と動きやすい組ですね。中指がスタミナ切れを起こしやすい感じがします。
トリル練習で対策してみましょう。
薬指と小指の組み合わせ。
イヤーこれも私は苦手な組み合わせですねー。とにかく薬指がすぐスタミナ切れを起こしますし、中々テンポも上がらないっス。
対策としてはやはりゆっくりテンポで大きく指を持ち上げることを意識して持ち上げる可動域を広げるイメージ。または...
ゆっくりリハビリすると段々動き出しますので、焦らずに対策しましょう。
応用編
これで全部の組み合わせが出揃いました。
応用編として次のエクササイズを紹介します。
そうです。今までの逆パターンを弾くんです。
簡単そうですが意外に手強い。指の持ち上げが遅いと音がちゃんとでないです。
私は1日目は順手バージョンで次の日は逆手バージョンで次の日は順手バージョンでって感じでやっていました。
まとめ
これで2指全部の組み合わせが出揃いました。
どうでしょう?自分の苦手な運指が見えてきたんじゃないでしょうか?
苦手な組み合わせに気が付いたらリハビリして鍛える。これが上達の近道かもしれません。なんか見なかった事にして放置しちゃうと、やっぱり上手くなんないっス。
なんか、いきずまった時この練習で弱点を見直すって感じで最近よく使っています。
お試しあれ。
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