この記事では、コードの押さえ方が覚えられない方や、パワーコードしか弾けないのでチョット恥ずかしい!っと考えて悩んでいる方に、オススメのコード練習法を紹介します。
きっかけは、速弾きの練習ばかりしていて、コード弾き滅茶苦茶下手クソってのに気付いてしまったんです。
速弾き出来てもコード下手だとカッコ悪いなぁーと思って最近取り組んでいます。
で、コードブック眺めて練習してたんですが、イマイチ頭の中に入ってこないし、チョット分厚過ぎて、やる気スイッチが入らない!!
なんかいい方法無いか、いろいろ調べていると、CAGED(ケイジド)システムっていう練習法を見つけました。
いつ頃出てきたんですかねー、昔こんなやり方無かったと思うんですが、これ中々優れた練習法で、簡単に1つのコードを5種類で押さえる(覚える)事が出来ます。
1つのコードを5種類で押さえる練習していると、指の運指練習にも良い効果があり、結果速弾きにも良い効能がありますので、
「私はパワーコードしか弾かない!」っていうメタラーの方にもお勧めですねー。
CAGDE ケイジドシステムとは?
1つのコードをオープンコードの
Cのフォーム。Aのフォーム。Gフォーム。Eのフォーム。Dのフォーム。
って5つに分けて5種類で弾けるようにするシステムで頭文字取ってCAGED(ケイジド)って呼ばれています。
つまり上の5つのフォームを、どのフレットでも使えるようにする作戦が、CAGEDシステムになります。
Cメジャーのコードを5種類で押さえてみる。
具体的にCメジャーのコードで、やってみましょう。
まずCのコードをCのフォームで押さえます。
次にCのコードをAのフォームで押さえます。
次にCのコードをGのフォームで押さえます。
次にCのコードをEのフォームで押さえます。
次にCのコードをDのフォームで押さえます。
どうでしょう?
これでCのコードを5種類弾くことができました。
つまり、5つの形を覚えれば、後はフレットを移動するだけで12音全てのメジャーコードを5種類押さえる(覚える)事が出来ます。
コードブック眺めて覚えるよりも簡単ですねー
Cマイナーコードを5種類で押さえてみる。
次はCマイナーを5種類で押さえてみます。
軽く、おさらいしますと...
ド・ミ♭・ソ。
つまり、さきほどのメジャーコード5種類のミ(長3度)を1フレット下げてミ♭(短3度)にすれば、いいわけですね。
CマイナーをCマイナーのフォームで押さえと...
CマイナーをAマイナーのフォームで押さえると...
CマイナーをGマイナーのフォームで押さえると...
CマイナーをEマイナーのフォームで押さえると...
CマイナーをDマイナーのフォームで押さえると...
マイナーのオープンコード無いのもあるので、少し変形しますが、これで1つのマイナーコードを5種類で押さえる(覚える)事が出来ます。
レット・イット・ビーを使った練習の仕方。
とりあえず、メジャーコード5種、マイナーコード5種押さえる事が出来ました。
ただ5種類1個ずつ弾いても、つまんないので、自分の好きな曲のコード進行を一部ピックアップして最低3種類くらいスムーズに弾き分けるって練習するといいですね。
例えば、私がよくやってた練習曲は、ビートルズの「レット・イット・ビー」
まぁ普通は、オープンコードで弾きます。これは余裕。
これのCメジャーコードをAのフォームで始まるパターンで作ると...
Am~Fのチェンジが難しい。
次はCメジャーコードをGのフォームから始めると...
慣れないと中々手強い。特にCからGのコードチェンジが上手く行かない。結構つらいですが運指のトレーニングとしては、とても良いですね。
次はCメジャーコードをEのフォームから始めるパターン。
ここでは、Dmのフォームが初登場します。どのパターンでもD系のフォームにチェンジするところが難しい。
粘り強く、毎日弾いていると、いつの間のにかスムーズにチェンジ出来るので諦めないで、トレーニングしましょう。
1つの曲に3パターン位作って、練習するといいですね。同じコード進行でも響きが変わってくるところが、面白いところ。
3パターン弾いたコードを録音してみると、さらに効果的。
私はこんな簡単なコード進行、上手く弾けなくて軽く落ち込みましたが、だだ弾くよりも緊張感があっていいトレーニングになります。
ルーパー機能が付いているエフェクターがあると、簡単に録音練習が出来ます。いざ録音ってなると、セッティングが面倒くて続かなくなるので、私はルーパーを使った練習をお勧めします。
ルーパー機能の付いたエフェクターも安価になりました。個人的にオススメのエフェクターはこちら。参考までにどうぞ。
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まとめ
まずは、メジャーコードのトライアド(3声和音)5種とマイナーコードのトライアド5種類をシッカリ覚えましょう。
私はコード練習嫌いでしたが、毎日15分だけCAGEDで好きなコード進行練習しているうちにコード練習好きになりましたよ。
覚える。学習するって感じだと、嫌になるので、指の運指練習だ!ウォーミングアップだ!と思って始めると続きやすいと思います。
5種類の押さえ形を駆使すれば、コードのポジション移動も効率よく移動の少ない物にアレンジ出来るようになりますし、同じコード進行でも、色々な響きにアレンジ出来るようになります。
「パワーコードしか弾かない!」ってメタラーの方にも効能がありまして、この練習すると4指の分離が良くなり、速弾きにも良い効能があります。
あと、この5種類しっかり覚えるとスィープピッキング時のポジション把握にも応用出来るので、メタル系速弾き派の方にもお勧めします。
録音しながらの練習もお忘れなく!!ルーパー機能の付いたエフェクターでコード進行のループを作る練習は楽しいのですよ。
ルーパー機能の付いたマルチエフェクターも、だいぶお手頃価格になりました。練習時に一台持っているとイイっすね。
次は4声和音の5種類にチャレンジしてみましょう。
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