最近、日々の練習で気になるのが、「3本弦を使ったスウィープが下手問題」
こんな感じのネオクラ系の速弾きで、よく出て来る「小っちゃいスウィープ」。
私、これ苦手なんです。
3連か6連で大体弾くんですが、♩=80の6連辺りから、もう一杯でこれから先のスピードアップすると、もうダメ。グシャグシャになっちゃう。
6連で♩=120くらいを、余裕で出来るようにしたい!って思ってる訳なんですが...
で、もう1つスピードはともかく「余裕で使いこなしたい!」ってのが課題でして、これをどんなキーでも自在に使いこなせるように練習には?ってのが今回のテーマっス。
ただ速く弾くだけじゃダメで、ちゃんと使いこなせる様な練習と、楽しく3本弦スウィープを修得するための課題曲「カプリス24」を紹介します。👈次回書きます。
1~6弦使う大型のスウィープに比べて地味ですが、3本スウィープもしっかり弾きたいって思って最近よく練習しております。
3本弦スウィープとは?基礎練習編。
イングヴェイの「デーモン・ドライブ」や「ネヴァー・ダイ」その他ギターソロ前後のキメのフレーズなんかに3本弦スウィープよく出て来ます。
主に、1~3弦の使ってルート・3度・5度のトライアドコードをスウィープ(掃く)感じでピッキングする速弾き好きには、お馴染みのテクニックっス。
スウィープ=ブロークンコード(分散和音)=スウィープ・アルペジオって色んな言い方があります。
つまり、3弦スウィープとは、コードをハイポジションで単音アルペジオするってイメージの奏法であります。
これをコード弾きでアルペジオするが如く、3弦スウィープを使いこなしたい!!
まずは、大基礎。3連による3弦スウィープ。
3弦スタートのパターンと、1弦スタートのパターン両方同じレベルで弾けるようにします。
「1弦スタートは得意だけど3弦スタートは苦手」ってのはダメで、どちらも均等に練習して自由自在に弾けるようにします。
👆これが大基礎になりますので、まずはこれを徹底的に弾いてスウィープの感覚を掴みます。
ピッキングは「ダウン・ダウン・ダウン」じゃなくて、「ダダダウン」「アアアップ」って感じで文字道理「掃く」感じでピッキングします。
マイナーメジャーの使い分けと転回。
で、先程の大基礎はルート音・長3度・完全5度のメジャースウィープ。
この長3度(12フレットE)を半音下げの短3度にすれば、マイナースウィープになります。
ここまでは、簡単な話で速弾き好き方なら、大体把握しているはず。
3音の転回。
で、この3音の並びの順番を変えて転回すると、3つのポジションが出来ます。
マイナーにすると...
このポジション。メジャー3つ+マイナー3つを何も見ずにスラスラ転回出来るように弾きけるように、暗記したい。
ポジションを暗記したら、キーを変えて練習していきます。
今日はC。明日はF。次はG。さらに次はA。って感じで、キーを変えてもすぐに3+3のポジションを押さえられるように毎日意識してやります。
所詮3本弦による3音の組み合わせなので、さほど苦労せずに暗記できるはず。
ただし、ルート音を探す際なんですが、意外に1~3弦の音名がパッと出てこないので、キーを変えて練習する前に1~3弦の音名の把握をする練習も、同時にしておくと効果的。
どのキーでも「サッ」っとポジションが取れる様に練習していきます。
「ルート音は、何フレットだっけ?」って探している内はまだ未熟。
1弦~3弦の音名がちゃんと把握してさえいれば、どのキーのコードが来てもポジションを取ることが出来ル!って事が、今回この記事の一番のポイントになります。
ポジション移動の改善練習。
よくある1ポジションでのシーケンスフレーズ。
3本弦スウィープの練習っていうと、1ポジで連続するシーケンスフレーズばかり練習しがち。
👆これはイージーで、1個弾いて「次のポジション次のポジション!」っのが難しい。
そこで、先ほどの3つの転回を駆使して、弾く練習。例えば...
こんな感じで、3ポジションを自由自在に組み込める様に、練習して行きましょう。
あとはコードからの~スウィープとかリフからの~スウィープってのも難しいです。
例えば...
パワーコードからの~スウィープ。って感じで、コードやリフも絡めて練習しましょう。
1ポジのシーケンスフレーズばかり練習しがちになるので注意。
リフやコードからのポジション移動のある3弦スウィープもしっかり練習しましょう。
上手く決まらないとカッコ悪いのでこれも改善したいっス。
ピッキングの改善は?
3本弦スウィープのピッキングパターンは人によりけりですが、やはりこのパターンがイイ。
私はダウンから始めていたんですが、この新パターンの方がスムーズ。
あとは、ブリッジミュートの徹底ですね。
アップピッキングの筋力が無いと弾きずらいですが、このパターンを弾き続けていれば、アップ筋も鍛えられます。
「ダダダウン」って振り下ろす時にブリッジミュートが甘いと「グシャグシャ」な音になるので、ブリッジミュートで音をスタッカートする感じで、切っていきます。
もう1点。スウィープのピッキングの仕方を「腕をずりさげる」から3弦スウィープの時だけ「手首で掃く」に変更。
これは、早いテンポだと「腕ずりさげ」よりも「手首で掃く」方式のほうが対応しやすいので、変えてみました。
私の弱点。テンポが速くなると「グシャグシャ」感が出ちゃうのは、このせい。ブリッジミュートはしっかりと。
パッヘルベルの「カノン」のコード進行で3弦スウィープ練習。
ポジションを把握できて来たら、自分の好きな歌物のコード進行を取り出して3弦スウィープ練習をするとイイ感じ。
例えば超有名な「カノン」のコード進行。
このコード進行の1個置きに、3本弦スウィープを挟み込んで弾いてみる。
ルールは同じポジションを連続で使わない。
1弦スタートとか3弦スタートを使いながら、必ず転回してポジションを動かします。
ポジションを自在に組み替えて、お気に入りのパターンを作るって感じで、練習すると楽しいです。
もちろんゆっくりテンポから練習して、スムーズなポジション移動に気を付けて練習していきます。
リズムがヨレてないか、ちゃん移動して音が出ているか録音をしてチェックして行きましょう。
私はルーパーを使ってチェックしています。
納得の行くループが出来るまで、ループを作って行きます。結構難しいっス。
まとめ
改めて3弦スウィープを見直す練習を紹介しました。
スピードも大事ですが、ポジションを把握してどのキーのコードでも、慌てず余裕に使いこなすってのが今回の練習目的っス。
3つのポジションは覚えておくと、とても便利。
極論いうと、スウィープしなくてもOKで、困った時にはコードに合わせて、このポジションでメロディーを弾けばアドリブ出来ます。
で、それに伴うポジション移動の練習をよくやりましょう。
スウィープの練習って同じポジションばかり弾く「シーケンスフレーズ」になりがちなので、ポジションの把握と移動の練習を積極的にやりなさい!!
って自分に言い聞かせる為の記事でした。(笑)
勢いで乗り切るのも、いいんですが一旦立ち戻って、今回のスウィープの精度を高める練習をしてから、再び勢い良く弾くとイイんじゃないかなと思います。
スウィープは勢いも大事っすからね。
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