ブログ始めるようになって、タブ譜作成するのが多くなった今日この頃。
初期のブログでは、汚ねー手書きのタブ譜でかなり読みずらい。
そこで、「TuxGuitar」を使ってパソコンでタブ譜を作成するようになった訳なんですが...
【パソコンでタブ譜】TuxGuitarで楽々TAB譜作りと曲コピー!!
「TuxGuitar」は、フィンガーボードを使って簡単にタブ譜作成出来きるんで、これはこれでイイんですが、最近は書式が綺麗な「ミューズ・スコア」を使っています。
👆この書式です。
よくブログや、ユーチューブで載ってたりするこの書式なんですが、こちらも「TuxGuitar」同様に無料で使うことが出来ます。
こんなに綺麗ならもう、手書きでタブ譜書く気にならないっス。
しかも無料で使えるんだから驚きです。
いい時代になりました。
タブ譜だけじゃなく、バンド物のスコアやオーケストラみたいなスコアも書くことが出来ます。
「Tux guitar」同様にシーケンサー(自動演奏)の機能も付いているので、作った楽譜を演奏してくれるので、書いた楽譜のチェックなんか凄く楽ちんです。
だだ、慣れるまで結構操作が難しい!!
私の様なパソコン音痴には大変で、初めて1小節書くのに、2時間位かかっちゃいました!!
なので、この記事では難しい事はスっ飛ばして、とりあえずギタリストがすぐTAB譜を書ける所までを解説してみようかなと。
まずは、「Muse Score」をダウンロード。
この記事は2021年ですので、「Muse Score3」のバージョンの話になりますので、よろしくお願いいたします。
次のオペレーティングシステム別の手順説明に従って進めてください。
Windows でのインストール.
macOS でのインストール.
Linux でのインストール.
Chromebook でのインストール.
私はWindowsなので、まずは、👇のホームページから、ミューズスコアをダウンロードします。
画面右上のファイルを開くと、セットアップ画面に移行して...
とにかく「次へ!次へ!」の連打です。
毎度の事ですが英語で何書いてあるか、よくわかんねーんですが、世界で使われているスコアなのでそこは信用して、「同意!」
「次へ!」の連打と「同意」で完了です。
この辺は、パソコン音痴の私でも、苦労無くダウンロード出来ました。
って感じでインストール完了。
とりあえず、タブ譜を書いてみる。
とりあえず適当に、イジって行けば何とかなるっしょ!!
って始めたんですが「TuxGuitar」の様に感覚だけで、行ける様な代物じゃー無いっスね。
行き詰まってハンドブックを見る羽目になります。
https://musescore.org/ja/handbook
👆で、公式のハンドブックに、詳しく使い方が書いてあるんですが、かなり膨大なので、ちょっと嫌な気分に...
「ちょっと試しにタブ譜書いてみたい!」とか「ちょっと書いて操作になれたい!」って方のために必要な操作だけ簡単に、最速で書ける様に説明します。
まず書いてみる。ハンドブックを熟読するよりも、覚えやすいっスね。
新規スコアの作成。
まず、スタートセンター画面の新規作成か、左上のファイル下の+アイコンをクリック。
新しいスコアのウィザードって画面になります。
曲名や作曲者名をいれます。入れなくてもOK。で、次へをクリック。
で、書式を選びます。いろんな書式があります。お目当てはギターのタブ譜。
ソロをクリックすると、タブ譜の書式が選べます。タブ譜だけの書式も選べますがここは、一般的な五線譜+タブ譜(ギター+TAB譜)を選びます。次へをクリック。
調号を付けます。「なんだかよくわかんねー」って方は何も付いてないヤツをクリック。
紫の煙はEmなので、#が1つ付いた譜面をクリック。次へをクリック。
調号の付け方について興味のある方は👇の記事をどうぞ。
【超便利】見つめるだけで音楽理論が良く分かる。4度圏表の使い方と覚え方。
で、拍子とテンポを設定して完了。
音符の入力。
記入は、五線譜かタブ譜どちらからも行けますが、タブ譜から行きます。
タブ譜の所をクリックすると、青い枠が出てきます。
で、キーボードの「N」を押すと小さい青□がタブ譜線上に出てきます。
音の長さと弦を選んだら、キーボードで押さえるフレットの数字を入力します。
カーソルの上下で弦を選び、数字を入力。カーソルを右で次に入力する場所に移ります。
「タイ」で音を伸ばしたい場合は、青□を伸ばしたいフレットの数字に合わせて、伸ばしたい音価を選んで「タイ」のアイコンをクリックすると...
こんな感じ。
で、書き間違えた場合は、パソコンの「Delete」や「Backspace」キーで修正していきます。
休符の入れ方。
休符は、音価を選んで「;」コロンを押すと休符が入力されます。
2つ出てビックリしますが、次の音符を入れれば正常に記譜されます。
連符の入れ方。
1拍を3連符にしたい!!って場合は、まず4分音符を選んで、「Ctrl」押しながら「3」をキーボードで押すと...
五線譜の上に連符がで出来ます。
で、「Ctrl」キーを押しながら数字を変えれば、5連、6連、7連って感じで自由に連符を作れることが出来ます。
音符を2分音符に変えれば、2拍3連も可能になります。
弦の設定(フレットを20f以上に設定するには)
7弦や8弦等の多弦ギターや、変則チューニングをしたい時は小節に青枠を出してから、右クリックで、「譜表/パートのプロパーティー」をクリックします。
「譜表/パートのプロパティー」で譜線の数を変更すれば、7弦・8弦のタブ譜が作れるようになります。
フレットの数を増やす、変則チューニングを設定する場合は「弦の設定」をクリックします。
何も設定しないと、フレットは19fまでしか入力出来ませんので注意。
「パレット」を使って、ダイアグラムを入れてみる。
「Muse Score」を使えば、ダイアグラムも簡単に作ることが出来ます。
まず、表示の所をクリックして、「パレット」と「インスペクタ」を開きます。
で、パレットの所にある「フィンガーボード・ダイアグラム」を選ぶと、ダイアグラムが出てきます。
👆ダイアグラムを入れたい所の小節に青□を合わせてから、入れたい(無い場合は後から修正できるので、近いヤツをクリック)ダイアグラムをクリック。
こんな感じで、簡単にダイアグラムを挿入出来きます。便利。
ダイアグラムを作り変える。
パレットに欲しいダイアグラムが無ーい。大きさや、向きも変えたーい。
コードは無数にありますので、既存のパレットだけでは対応出来ません。
なので、とりあえず似ているヤツを選んでからカスタマイズしちゃいましょう。
まず、カスタマイズしたいダイアグラムをクリックすると、ダイアグラムが青くなります。
すると、👆右側の「インスペクタ」に、選んだダイアグラムがカスタマイズ出来るようになります。
「インスペクタ」の数値や図形をイジると、簡単にカスタマイズすることが出来ます。
やっみましょう!
向きや大きさ、場所も移動することが出来ます。簡単っス。
あとは、E7じゃなくて、E7(♯9)なので、今度はコードネームの所を(数回クリックするとコードネームにネズミ色の枠が出現)クリックして...
はい。
では、GとAのダイアグラムも変えてみましょう。
おぉ...面倒くさいダイアグラムの作成も、簡単に自由自在っスね。
タブ譜を装飾してみる。
とりあえず、記譜は出来るようになりましたが、これじゃーちょっと寂しい。
そこで、左側にある「パレット」を駆使して、装飾してみましょう。
4弦7fに、ビブラートを表記してみましょう。
「パレット」の装飾記号を開いてビブラートの記号をクリック。
ドンドン付けていきます。
スライド・プリング・ハンマリングを表記してみる。
まず、「パレット」の線を開いて、スラーの線を選択。
どこか空いている小節に、「パレット」のテキストで、pizzを挿入します。
で、pizzの所をダブルクリックすると、ネズミ色の枠が出てきます。これで枠の字を書き換えます。
hに書き換えたら、スラーの所に移動させれば出来上がり。
ちょっと面倒くさいですが、スライド(s)チョーキング(c)ハンマリング(h)プリング(p)って表記も可能になります。
オルタネイトと指番号とカッティングの表記の仕方。
これもタブ譜に書き込みたい表記っスね。
1つずつ解説します。
ピッキングの「ダウン・アップ」を書いてみる。
「パレット」のアーティキュレーションを開いて「さらに表示」を開くとピッキングのダウン・アップが出てきます。
青□を押さえる所に合わせて、「ダウン・アップ」を入れていきます。
フィンガリングナンバーを書いてみる。
指番号は残念ながら、タブ譜には書き込めません。
五線譜の上に書き込む形になります。
「パレット」のフィンガリングを開き、五線譜に青□を合わせて入力します。
カッティングの✖を書いてみる。
これも、TAB譜じゃなくて、五線譜に書き込みます。
カッティングしたい場所の五線譜に、青□を合わせて、「パレット」の「符頭」を開きます。
符頭の✖をクリックすると、TAB譜にも✖が反映されます。
こんな感じの、表記になります。
この様にパレットを駆使すれば、賑やかなTAB譜を作成することが、出来ます。
もっと色んな、記号を使いたい場合は?
表示の「マスターパレット」を開くと、この他にも様々な記号が選べるので、探してみてください。
反復記号と拍子の変え方。
まず、反復させたい小節をクリックして青枠を表示させます。
で、「パレット」の反復記号をクリックすると、記号が記譜出来ます。
変拍子にしたい時も、同じで変えたい小節を青枠で囲って、「パレット」の拍子記号を開いて好きな拍子をクリックっス。
再生してみる。
ある程度、記譜したら上段の再生をクリックして、記譜した音をチェックしてみましょう。
表示で「再生パネル」を開きます。(「インスペクタ」の裏に隠れるので、「インスペクタ」は消しときます)
このパネルで、テンポを変えたり、ループを作ったり出来ます。
チョーキングについて
「パレット」のアーティキュレーションの、「ベント」(↗Fullって書いてるヤツ)で、チョーキングを表現出来ます。
まず、1拍目の3弦14を音価の所の「タイ」で繋げてから、アーティキュレーションの「↗Full」をクリックします。
チョーキングは4分の1のクォーターチョーキングにも対応するので、かなり複雑なベントも表現出来ます。
こんな感じで設定して、自動演奏で再生すると綺麗にチョーキングしてくれます。
ですが、人に見せるタブ譜としてはちょっと微妙な表記っスね。
なので、私はブログに乗せる時には、「パレット」の線とテキストを駆使して書き込んでいます。
私の場合は、こんな感じに加工してから、ブログに乗せています。
ご参考までに。
まとめ
こんな感じで、大分端折りましたが、ギタリストに必要であろう記譜の仕方を書いてみました。
ハンドブックは詳しいんですが、ちょっと調べるのが大変っス。
まずは、この記事で最低限必要な操作だけ覚えてから、ハンドブックを熟読するのが、吉です。
とにかく無料で、綺麗に記譜できますし、「パレット」を上手く使えばかなり自由に楽譜を書くことが出来るので、最近気に入って良く使っております。
ここまで、書ければ大分使い方も分かって来たんじゃないでしょうか?
タブ譜だけじゃなく、ドラム譜や、ヴォーカルの歌詞なんかも、書く事ができるのでバンドのスコアなんかも綺麗に書けると思います。
お試しください。
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