この記事では、中々思いどうりに動いてくれない小指と薬指を楽しく鍛える練習法を紹介します。
ミスタービッグのギタリスト、ポール・ギルバートさん。プレイヤーとしても素晴らしいんですが、様々な練習法やエクササイズはとても解かりやすく楽しい物が多いので、私も大好きなギタリストです。
中でもペンタトニックを使ったシーケンスフレーズは弾いて楽しいですし、難易度も手頃ですぐに使えるアドリブフレーズとして重宝します。
で、今回は私が試してみて薬指小指の筋トレに効くポール・ギルバートのペンタトニックフレーズを紹介します。
超絶技巧で有名なポールさんですが、わりと難易度が低く頑張れば何とかなるレベルのフレーズを選びましたので、楽しく鍛えられるんじゃないかなと。
ミスター・ビックの「ロウ・ライク・スシ2」から
今回のターゲットは、ミスタービックのライブアルバム「ロウ・ライク・スシ2」。
4トラックの「roadtoruin」の後に出で来るポールのギターソロ部です。
もう全編ギター練習のエクササイズじゃねーの?って感じのトラックなんですが、なかなかの名演です。
パート1 5弦ルートのペンタトニック。
で、C♯のパワーコードで始まって次に出て来るルート音が5弦のC♯マイナーペンタトニック。
C♯のペンタトニックに減5度をプラスしたシーケンスフレーズ。
ペンタトニックに減5度足すとコクが出ますねー。
カッコいいっスねー。
ポイントはフルピッキングじゃなくてプリングオフハンマリングオンで弾く所で、これがなかなか難しい。
指の筋力が無いと、すぐにスタミナ切れを起こして音が出なくなります。指の筋力に不安がある方は、こちらの記事で指の筋トレすると良いですよ。
超かんたん!!3分から始めるHIITトレーニング的なトリル練習法。
必ずメトロノームを使って練習しましょう。できれば録音をして、ちゃんと弾けているかチェックすると効果的っス。
♩70ぐらいのゆっくりテンポが意外に難しい。
しっかりプリングオフするのがコツで、速いテンポだとプリングオフが適当になっちゃうんで、ゆっくりテンポでしっかり弾けるようになったら、テンポを上げていきましょう。
どうでしょう?簡単そうで手強いのがミソです。小指の強化に効能があります。
特に小指の手刀の部分なんかパンパンになります。飽きがこないフレーズなので、楽しく鍛えられます。
パート2 6弦がルートのペンタトニック。
次にルート音が6弦に移動するペンタトニックのパータン。
これもイイ筋トレになりますねー。特に薬指の強化に効能があります。
パート1同様にメトロノームを使って、しっかりハンマリングオン、プリングオフしましょう。
とても使い勝手が良いフレーズで、アドリブの最後のシメで使うとハマりやすいっス。
便利。
パート3 弦飛びで指の筋トレ。
次に弦飛び(スキッピング)移ります。
これもイイ。
フルピッキングでやると難しいですが、プリングオフ、ハンマリングオンで弾くと割とイージー。弦飛び入門にも最適っね。
特に4指の分離に効能が有ります。
まとめ
私の大好きな指の筋トレを紹介しました。
テンポ♩140が目標になりますが、ゆっくりテンポ♩70でも十分な筋トレになります。
ゆっくりテンポで、しっかりハンマリングオン、プリングオフするのが重要です。
リズムがヨレないように出音をよく聞きましょう。速いテンポになるとオンオフが適当になりやすいので注意っス。
キツイですがカッコいいフレーズなんで楽しいんですよねー。
「こんなの余裕だぜ!!」って方はフルピッキングで弾くのもアリですので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
お試しあれ。
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