この記事では、仕事場や学校で出来る、ギターを使わない練習法を紹介します。
楽器の上達には、やはり日々の練習ってのが不可欠なわけですが、学業や仕事が忙しくて、ギターの練習出来ないって日もありますよね。
そんな時に、学校や職場でも出来る代替練習をしておけば、
「あぁ 今日練習しなかったなぁー」
って落ち込むことも無くなりますし、指の筋力も維持できます。
「1日練習を休んだら、取り返すのに3日掛かる」
なんて超絶技巧の方が、言われたりしますが、そんなこと言われたらやる気も無くなるわ!って気分になるので...
ギター弾けない日は代替練習をするって対策しておけば、ギターの練習を続けるモチベーションも維持できます。
私が試して良かった練習を5つ紹介しますので、片っ端からやってみて、気に入ったヤツを続けるのが吉です。
机や椅子。自動車のハンドルで全力トリル。
自動車を運転する方にオススメで、私が1番よくやっているトレーニングっス。
自動車のハンドルをギターの指板に見立てて、そこで全速でトリル。
このように、人差指を固定して薬指でプリングオフ。ハンマリングオンします。
ギターでやる時は3分間全力でトリルして、1分休憩ってサイクルを繰り返しますが、自動車でやる時は信号待ちの度に、全力でトリルして動き出したら休憩ってサイクルでやっています。
ギターでやるトリル練習法は、こちらの記事を参考にしてください。
超かんたん!!3分から始めるHIITトレーニング的なトリル練習法。
次の信号待ちになったら、薬指を小指に切り替えてトリル。
車が動き出したら休憩して、次の信号待ちで小指から中指に切り替えてトリル。
次は中指、薬指、小指をハンドルに固定して人差し指だけでトリル。
力尽きてメチャクチャ遅くなっても、良いので最後までやり切って下さい。
なお当然ですが...
運転中の激しいトリルは危険ですのでおやめください。
安全運転に留意してトレーニングしてください。
私はハンドルでトレーニングしますが、机の上とか...
椅子のヘリとか...
いろんな場所で応用出来るので、学校や仕事場で4指の筋トレが出来ます。
トリル。強化バージョン。
慣れてきたら、他の指を固定する強化バージョンをやってみましょう。
このようにターゲットの指以外は全てハンドルに固定してトリル。
滅茶苦茶キツイです。
キツ過ぎて無理って場合は固定しないバージョンに戻って鍛え直しましょう。
ギター有りバージョンのトリル練習の記事も書いていますので、ご参考にどうぞ。
指の分離に効果あり!!太もも押し付け矯正トレーニング
まず、太ももに手を置きます。
で、中指と小指を折ります。
次に人差し指と薬指を折ります。
これをリズムよく繰り返します。
慣れてきたら太ももから手を浮かせて、やってみましょう。
これが難しくて、他の指が釣られて動いてしまうんです。
空中で出来ない場合は、また太ももに指を押し当てて矯正していきます。
なんかリハビリみたいな練習ですが、これやった後にギター弾くと、いつもより指の分離が良くスムーズに動いてくれるんですよねー。
やり過ぎに注意!!指に痛みが出たら無理せず休憩しましょう。
やり始めは指がすぐ痛くなるので、ゆっくりトレーニングして徐々にリズムを上げていきましょう。
道具を使った、4指の分離のトレーニング。
指板を6フレット切り落としたような、練習アイテムをご存知でしょうか?
コードの押さえ方とか、トリルのトレーニング専用に使えるかなぁーって思って購入したのですが、ちゃんとした音が出ないのでイマイチ。
いろいろ試してみたら、4指の分離のトレーニングなら使えるって感じでした。
1弦まで行ったら、人差し指と薬指を押さえたまま、中指と小指を3弦に移動します...って感じでまた6弦まで戻ります。
このパターンに慣れてきたら、指を入れ替えます。
こんな感じで、指を移動します。指のポジションを入れ替えるのも効果的。
似たような練習法でジョー・サトリアーニのコードチェンジ練習も使えます。
サトリアーニのコード練習法の記事も書いているので、参考にどうぞ。
持ち運びがいいので、私は仕事の待機中に使ったりテレビ観ている時に、よく使っています。
サイコロを使った、指板の音名学習法。
先の3つは指の筋トレでしたが、こちらはイメージトレーニング。
まず、6面体のサイコロと20面体のサイコロを用意します。
6面体は、ギターの弦に。20面体はギターのフレットに見立てます。
例えば...
はい。これだと5弦10フレットです。
問題。この音名は何ですか?.........答えGです。
って感じでサイコロを振って音名を当てるトレーニング。
ギターのローフレットの音名は分かるけど、ハイフレットはパッと出てこない!って方にオススメで、サイコロを使うとランダムに問題が作れて、とても頭を使うので効果的。
頭の中で指板をイメージしてやるのがコツ。
ギターの音名学習に興味のある方はこちら。
手首を掴んでピッキングトレーニング。
手首を掴んで、コードカッティングをするトレーニング。
画像のように、手首を掴んで「バイバイ!!」って感じ。
手首を柔らかくする効能があります。
素早くやらないで、大きく手首を「バイバイ!」します。大きく振って手首の可動域を広げるイメージでトレーニングします。
始めは全然動かせないんですが、(ダウンよりアップがツラい)手首硬い方でも段々動きがよくなり、ピッキングに良い効果が出ます。
手首じゃなく、腕でピッキングしちゃう癖で、お悩みのかたにオススメのトレーニング。
この練習もやり過ぎには十分注意してください。無理にやると手首を痛めるので、ゆっくり大きく動かして痛みがある時は休憩してください。
まとめ
私がよくやるギター無しのトレーニング5つ紹介しました。
ハンドルのトリル練習なんか帰宅時にやっておくと、ウォーミングアップの代わりになりギター練習の効率化にも役立ちます。
ちょっとしたスキマ時間で筋トレする感じでやると、出来なかったことが出来るようになったりしますので、もう無意識に、
「癖でやっちゃうんだよねー」
って感じになるのが理想的です。
トリルなんか、始め薬指全然持ち上がらなかったんですが、段々高く持ち上がるようになりました!!
全部やるのは大変なので、試してみて気に入ったトレーニングを続けてみてください。
続けて損なし。癖にすれば苦痛もなし。
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