最近はヤマハの「シンクルーム」を使って、遠く離れたギター仲間(一人だけだが)と練習をよくしております。
やはり、「一人練習より他者にチェックしてもらって練習する方が実になるなぁ。」
って実感する場面が多々ありまして、自分のプレイの弱点なんかが、よくわかります。
一人プレイだと、自分の弱点を見て見ぬふりをしちゃいがち。
「シンクルーム」は録音の機能もありますので、互いにプレイを批評すると課題が良く見えるのでオススメです。
当初はブルースセッション見たいな事していたんですが、録音して良く分かった事は
「お互いにバッキングのコード・ストローク&チェンジが酷い」
お互いに筋金入りのメタル好き&速弾き好きなため、コードストローク自体好きじゃない。
そもそも「こんなのすぐ出来るわ!」ってナメている所もありまして...
いざ、やってみら酷い出来。
これは、「何とかしないといけないね」って話になりました。
コード・ストローク&チェンジ練習に最適。「デパペペ」をコピー
なんか、コード・ストローク&チェンジの練習になって2人で弾いて楽しい曲とかない?「ゴンチチ」とかしか思いつかないわ。
depapepeってギターデュオ知ってる?
これなら、ちょうどイイんじゃない?
知らんかった。
なんか「報道ステーション」で流れてそうな音楽だな。
ぶっちゃけ言いますと、私の音楽の好みに全く合わないんですが...(PV見て、あまりに爽やか過ぎて泡吹いた)でも課題曲としては、ドンピシャで難易度も手頃っスね。
中々のに人気者で、押尾コータローさんと3人組でやっている「デパペコ」とか、アコギ界ではかなりのスターであります。
アルバムですと「レッツ・ゴー!!」か「アコースティック・フレンズ」がオススメ。コード・ストローク&チェンジの課題曲として優秀で、二人プレイで練習するなら最高です。
スコアも入手しやすく、難易度も手頃。(実際は結構難しいです。)
コード・ストローク&チェンジで注意したい点は?
今までは、細かい事は気にせずに、気分良く「ガシャガシャ」かき鳴らしていましたが、レべル5氏さんにレクチャーしてもらって以下の事に注意して練習してみました。
コード・ストロークは出来る限り垂直に振り下ろす。
ストロークする方の手(右手)まずは、出来る限り垂直に振り下ろす。
これは、斜めってたりするとピックが水平にヒットしないで、各弦バラバラの角度でヒットしちゃいます。
垂直に振り下ろす(手首も使いながら、腕を少し振り下ろす)ことで6弦~1弦にピックが水平にヒットすると、綺麗な響きの和音になります。
ピックは水平に。そして浅くヒットさせる。
先程言った通り、ピックは水平にヒットさせた方が、綺麗な音が出ます。
斜めにヒットさせると余計な倍音が出て、響きが悪いっス。
メタル好きの方は、斜めヒットになりがちなので注意。
メタル系のバッキングなら、斜めヒットもアリなんですが、クリーントーンなんかはやはり、水平ヒットが良い音です。
で、ピックは浅くヒットさせましょう。
この様に、マジックで印を付けて、浅くヒットしているかチェックしてみましょう。
この印の内側で削れていれば、浅くヒットしているって事になります。
深くヒットすると、やはり各弦の音量のバランスが崩れ(低音弦ばかりデカい音に)響きが良くないので、注意。
矯正トレーニングとしては、フレット上でコード・ストロークしてみたり、「スタイラスピック」を使って練習してみるのもイイでしょう。
アップ・ピッキングを鍛える。
大体の場合、ダウン・ストロークは強くてアップストロークが弱い傾向にあります。
腕じゃなく手首のアップを強調して弾いていきましょう。
練習方法としては、単純なコード・ストロークをアップとダウンを逆にして弾いてみる。
どちらも同じ強さで、弾ければイイ感じです。
アップ・ストロークが鍛えられます。
コード・チェンジは素早く行う。
デパペペの「スタート」のAメロ部のコード進行。
BPM♩=125位の16分で進行していきますが、ギリギリまで押さえて、素早く次のコードを押さえる様に気を付けます。
メトロノームを使いゆっくりテンポから練習します。ギリギリまで押さえて「サッ・サッ・サッ」っと素早くチェンジすることを強く意識します。モッサリ移動しない!!
簡単なようで、結構難しい。
この辺は録音みると、よくわかるので、練習時は必ず録音を行いましょう。
私はマルチエフェクターに付いている「ルーパー」を使いコード・チェンジをチェックしています。4小節くらいのループを作って繰り返し練習すると効果的っス。
ノリを良くするには?
色んな所に気をつけて真面目に練習していると、陥りがちなのがノリの悪い演奏。
メトロノームに合わせてミスの無いように!!って意識が強過ぎると、ノリの無いコード・ストロークになっちゃうで、ある程度弾けるようになったら、メトロノーム無しにして、自分でテンポとノリを作って練習してみましょう。
私の好きなアコギプレイヤーの「こーじゅん」さんの、練習方法がとても良いので紹介します。
「コーンが好き・コーンが好き・こんなに」
って口ずさんでコード・ストロークすると凄くノリが良い演奏になります。
ちょうどデパペペの「スタート」のAメロ部が、バッチリ嵌るので、お試しください。
ちゃんと押さえられているのか?
当然ですが、正確に押さえいなければ、綺麗な響きになりません。
素早くコード・チェンジしたら、アルペシオで弾いてみて押さえた弦がちゃんと鳴っているかチェックしましょう。
4弦・5弦はちゃんと鳴っているけど2弦がビビっているって事がよくあるので、見て見ぬふりをせず改善して行きましょう。
まとめ
メタル好きなギター弾きが、陥りがちな「こんなの練習しなくても出来るわ!」って弾いていたら全然ちゃんと弾けない「コード・ストローク」問題。
いざ!!って時に、弾けないと大変恥ずかしい思いをしますので、下手クソだなって気が付いたら直ぐに改善しておきましょう。
録音をすれば下手か上手かすぐわかりますので、自分の実力を直視?して直しておきましょう。
1人での練習より、2人で弾いて練習するのが効果的で、ギターデュオの「デパペペ」のコピーがオススメです。
気を付けるポイントは...
ピックを水平にヒットさせる。
ピックを浅くヒットさせる。
アップストロークを鍛える。
素早くコード・チェンジをする。
ちゃんと押さえる。
リズムを口ずさむ。
で、とにかく録音。
自分の下手さが浮き彫りになるので、結構辛いですが現実逃避せずに自分のプレイを聴いてみましょう。
CDに合わせて真似する。➡メトロノームに合わせて練習。➡メトロノーム無しでノリノリで練習。
こんな感じのメニューを繰り返して練習しております。ちなみに、メトロノームは素っ気ない「コッ・コッ・コッ」がよろしいです。
ドラムの音だと派手な音に気を取られて「上手くなった気分」になるので注意。
初期の録音と、今の録音聴き比べれば、「少しは進歩したなぁ~」って思います。
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