この記事では、ヤマハのリモートセッション「シンクルーム」の遅延(音が遅れて聴こえる)問題でお悩みの方に、私が試してみて効果のあった対策法を紹介します。
ヤマハの「シンクルーム」は、私のようなパソコン音痴でも簡単にリモートセッションを楽しむことができる無料サービスです。リモートセッションに及び腰の方。意外に簡単ですし楽しいので是非試して欲しいサービスっす。
パソコン音痴の私が「シンクルーム」を始めた、実況記事もありますので、こちらをご参考に始めてみてはいかがでしょうか?
【パソコン音痴でも出来た!】ヤマハのシンクルームでリモートセッション。
で、上の記事にもあるように、私の手持ちの貧弱装備でも「シンクルーム」を楽しむことが出来るんですが、いざセッション!ってなった時の遅延が酷い。
何とか友人の力を借りて、遅延対策してみました。回数を重ねるたびに対策して今では、気にならないレベルまで出来たので、遅延が気になる方はお試しくださいませ。
まずは「チェッカー」で通信環境を調べる。
まずは「シンクルーム」のホームページにある「チェッカー」を使って通信環境を調べてみましょう。
👇の所クリックして「チェッカー」にアクセスすると...
https://webapi.syncroom.appservice.yamaha.com/ndroom/static/calc_condition.html
こんな画面になりまして、環境をチェックしてくれます。
グラフが赤の所にいると、悪い環境で緑の所に行けば良い環境って事になります。
簡単にチェックしてくれるので、まずは今の環境を把握してみましょう。
WiFiはやめて有線LAN化してみる。
私は普段ノートパソコンを使って家の無線WiFiでパソコン作業をしているんですが...「シンクルーム」では、光回線を有線LANで使用することを推奨しています。
で、私やり初めの時は、何も知らず家のWiFiで「シンクルーム」やってたんですね。
まあ、思っていたよりも音質も良く、音切れもあるんですが合奏すると音のズレが気になる。
しかも日によって通信が安定せず、音切れが酷い時も多々ありました。(混み合う時間帯は良くないみたいです。)
もう我慢出来ないレベルだったので、早速有線化。
ノートパソコンに有線LANの差し込み光回線のルーターに繋いで有線化しましょう。
私のノートパソコンに有線LAN差す所がない!って方は家電量販店で、USBの穴から有線LANに変換してくれるアダプターが有りますので、こちらを利用してみましょう。
量販店で買ってきました。10mじゃ自分の部屋に届かないので、今度は20mにしよーか。
だいぶ安定してきました。これなら行けそう。
やはり、有線化は必須で一番の遅延対策になります。遅延にお悩みの方。まずは有線化っス。
ASIOドライバの導入。
ギターをパソコンに繋げるには、オーディオ・インターフェースが必要になりますが、シンクルームの設定画面でオーディオ・デバイスのモードをASIOドライバに設定するのも遅延対策になります。
ASIOドライバに対応しているオーディオインターフェースの機種なら、設定画面でASIOドライバが表示されるんですが、対応してないオーディオインターフェースだと表示されないので、注意。
マルチエフェクターをASIOドライバ化するには?
ちなみに私は、オーディオ・インターフェース持っていなくて、手持ちのマルチエフェクターを(ある程度の上位機種ならオーディオインターフェース対応しているっス。)オーディオ・インターフェースとして使っていたんですが、残念ながらASIOドライバに対応していない。
【ZOOM G3 G5n】 初心者さんにもベテランさんにも!!練習に役立つ低予算マルチエフェクターのススメ。
ってASIOドライバ諦めかけていたんですが、ありました!
ZOOMのホームページに行けばG5nをASIOドライバ対応に更新出来るソフトが!
パソコンにG5nを繋げばASIOドライバをインストールできますので是非導入したいっス。
G5n ASIOドライバって所をクリックすると3つのファイルが出てきます。
インストールガイドをクリックすると、懇切丁寧に教えてくれるのでコレに沿ってインストールします。
正常にインストールされていれば、設定画面にASIOドライバが表示されます。
これも効果がありました。
「シンクルーム」もASIOドライバを推奨しているので是非やっておきたい所。古い機種をお持ちの方は販売元のホームページにASIOドライバをインストール出来るソフトがあるかもしれません。新しい機種を買う前にお確かめを!
オーディオ・インターフェイスを変えてみる。
2021年7月。追記です。
最近オーディオ・インターフェイスを変えてみました。
ZOOMのUCA-2にしたら遅延が、劇的に改善しました。
お試しください。
バッファサイズをイジってみる。
設定画面で、バッファサイズを変えると、遅延や音の途切れが改善される場合が有ります。
64~128サンプルまたは2ms~4ms(ASIOドライバの時はコントロールパネルで設定できます。)で推奨しています。
で、その範囲で出来るだけ小さい値で設定して、音が途切れるようなら、少しずつ値を上げて調整していくといいでしょう。
音質を落としてみる。
「シンクルーム」には高音質・標準・声帯有線の3つがありますが、音質による遅延の影響はあまり出ないと書いてありますが、あまりにも音が途切れる場合は帯域優先に変えると改善する場合があります。
たまに音が途切れる事が多い時に、帯域優先にすると症状が改善したことがあります。もう対策するところが無くて、お試し程度ならやってみる価値はあります。
まとめ
こんな感じで、私の乏しい知識を駆使して、遅延対策してみたんですが初めた当初に比べて格段に遅延が改善されました。
ポイントとしては有線化は必須で、これやらないとお話にならない!って感じです。
で、ASIOドライバも導入したい所。これも効果ありましたので、有線化とASIOの2点は是非押さえたい所。
押さえた上でバッファサイズの設定や音質の設定で、調整って感じで、だいぶ改善されると思います。
「シンクルーム」面白いっス。
気心しれたギタリストと週1で、やっているんですが、お一人で練習するより、お互いにプレイを批評しながら練習すると刺激的だし、練習意欲も増してきます。
練習の時に、会話したり楽譜や音源なんかを共有したい方は、リモート会議会議なんかでよく使われるZOOM(エフェクターじゃないよ)を併用すると更に楽しくなります。
もう友達のところ行ってギター弾きに行く感覚に近いっス。中学生の頃と同じ感覚になりますね。
私パソコン苦手で、「面倒くせーな!」
と、思いつつ友人がお勧めするので、渋々やり始めたんですが、思ったよりも簡単で楽しい。
なのでパソコン苦手な方も、挑戦してみてはいかがでしょうか?
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