最近、キーボード練習してみたり、コード弾きに重きを置いて練習してたんで久しぶりに「スカッと!!」する速弾き練習したいっス。
シンプルな1本弦による「オルタネイトピッキング」の強化で、スピード重視。
私は最近、この中から1時間コースで、エクササイズを練習しています。
スピード重視ですが、雑にならないようにする為の「対策エクササイズ」も織り込んでバッチ!バッチ!!のフル・ピッキングを強化したい!!ってのがテーマです。
1本弦フル・ピッキングの超有名エクササイズ。
1本弦の速弾きの古典的フレーズで、超有名なディープ・パープルの「ハイウェイスター」
シンプルなフィンガリングなのでスピードピッキングの練習に最適。オルタネイトの筋力がないと力んでリズムがヨレヨレになりスゲェーカッコ悪く聴こえます。
ヨレてもいいので、自分の実力よりも速いスピードでピッキングしてオルタネイト筋を鍛え、疲れたらテンポを落として正確に弾く!を繰り返します。
また拍の頭、赤丸を強めに弾いてアクセントを付けないと、リズム感の無い無表情なプレイになるので、注意。
通常はメトロノームを使って練習しますが、メトロノーム無しでも弾いてみましょう。
メトロノーム無しでも、テンポをキープしてリズミカルに弾ければ合格。
録音してカッコよく弾けているかチェック。重要です。
練習のテーマと対策。ピッキングの注意点は?
スピード重視の「フル・ピッキング」がテーマですが、力任せにスピード上げて変な癖が付いたらよろしくないので、私なりに最低限守っているピッキングの注意点をご紹介。
その1 ピックは水平ヒットに。斜めヒットは基本しない。
その2 ピックは深く当てずに浅く当てる。
ピッキング論は、古今東西いろいろあるので、絶対に正解ってないっスが、私はこの2つは気にして練習してます。
水平ヒットはやはり出音が綺麗。斜めヒットだとピッキング時ノイズが大きく(攻撃的な魅力はありますが...)出音が不明瞭。基本は水平ヒットで。
深めピッキングは弦移動の際に、引っ掛けたりスムーズさを欠くのでNG。スピードも出にくいので、浅くヒットさせる事に気を付けてます。
浅くヒットさせる練習のアイテムとしては、「スタイラスピック」が有効。
スピードの出し過ぎにご注意を!!
自分の実力のちょい上あたりを目指して、ダメだったらテンポダウンして「その1・2」を見直し繰り返すって感じで練習しております。
余談ですが今回の個人的なテーマとしては、生音でも「バッチバッチ!!」に聴こえるように弾く!!ってのにも気を付けてます。
昔のヤングギターのDVD見直してるんですが、名手達はアンプから出てくる音も凄まじいですが、生音も凄いアタックで弾いているのがよくわかります。(割とラフな撮影なので、アンプの音以外にも生音をバチバチ聴こえる)
ので、今回の私のテーマは「なよなよ弾かない。バチバチ弾く」
開放弦まじりの1本弦「フル・ピッキング」エクササイズ。
昔のメタル系のギターソロでよく出てくる、開放弦を混ぜた1本弦のフル・ピッキング。
先ほどの「ハイウェイスター」の続きっスね。
フィンガリングは簡単なので、オルタネイト16分音符をヨレずに正確に弾くのがテーマ。
👇こちらはフィンガリングがややこしくなりますが、AC/DCの「サンダー・ストラック」もよい練習になりますし、楽しい。
こちらは、右手と左手を同時に合わせる「同期」のトレーニングにも効能があります。
練習のテーマと対策。オルタネイトの筋力強化。
♩=100位の緩めのテンポでも、オルタネイトのリズムがヨレる!!って方はアップピッキングの筋力が弱いかもしれません。
拍の頭のダウンピッキングは正確に捉えているけど、その他の所が空振りだったり、ぎこちないリズムになっていたらアップピッキングの強化をするとオルタネイトピッキングの精度が上がり易いっス。
ダウンは大抵皆さん強く弾けるんですが、UPは弱くてこれが原因で、リズムがヨレたり空振りしたりしますので、👆の記事でUP強化してみましょう。
UP鍛えた後にEX-3・4を弾くと、スムーズにオルタネイトピッキングが出来るようになる効能があるので、お悩みのはお試しください。
左右に素早く動かす!!1本弦「フル・ピッキング」エクササイズ。
素早いポジション移動と、4本の指の分離がテーマになる1本弦「フル・ピッキング」エクササイズ。
まずは3弦を使った、ナチュラル・マイナースケール上昇のエクササイズ。EX-4。
次は、ポジション移動が激しくなります。
6連系のフル・ピッキング。EX-5。
「ハーモニック・マイナー」による下降・上昇のポジション移動フル・ピッキング。EX-6。
EX-4・5・6はメタル系の定番的なポジション移動の動き方で、スピードピッキングに加えて4本指分離の精度が問われるエクササイズっす。
小指の筋力がないとツラいので、上手く行かない場合は「3分全力でトリル」で筋力強化を。
それと、ポジション移動が激しいので、ネック裏の親指の動きも重要です。ポジション移動際は力まずに、「親指は添えるだけ」って感覚で。
練習のテーマと対策。4本指の分離。
左右に激しくポジション移動しますし、フィンガリングも結構複雑。
「動かしちゃイケない指まで釣られて動いちゃう!」って方にこの「クロマチックスケール」を処方します。
なんてことない「クロマチックスケール」ですが、チョット仕掛けがあります。
やり方はこちら👇。
この「指を離さないフィンガリング」トレーニングを根気よく10セットやった後にEX-4・5・6を弾いてみると...
格段にフィンガリングが、スムーズになるのが感じられると思います!!
フィンガリングがスムーズになればピッキングのスピードアップも容易になるので、スピードアップに行き詰まったら「4指分離トレーニング」でやる気を復活させましょう。
エクササイズを、実践でも使えるようにするには?
スピードピッキングの練習に、私はよくEX-4・5・6を好きでよく弾いているんですが、せっかくなので実践でも使えるように他のキーでも弾いてみましょう。
EX-4をダイアグラム化すると...
EX-4はキーAマイナーでして最初の1音目3弦2フレットA。
つまりEX-4の最初の1音目の音名がキーになります。
ですので例えば、このポジションをそのまま4弦に移動して弾くと...
4弦2フレットはEなので、Eマイナーのエクササイズになります。もちろん他の弦でもEがあるので、Eマイナーのエクササイズはもっと作れそうですねぇ。
こんな感じで、1本弦フル・ピッキングのエクササイズは他の弦に移動したりフレットを少しずらせば簡単に転調する事が出来ますし、1つのキーから複数のエクササイズを作ることが出来ます。
EX-6のハーモニック・マイナーも2弦で弾けば、Eのハーモニック・マイナーになります。
EX-6は最初の小指20フレットの3つ下がった17フレット人差し指のAがキーになるので、これをこのまま2弦で弾くとEのハーモニック・マイナーになります。(赤丸の所がEになるからね)
このハーモニック・マイナーの移調も覚えておきたい所。
12キー全部のフル・ピッキングエクササイズ作るのは大変なので、最初はメタル系でよく使うAかEのエクササイズを複数個、練習するところから始めましょう。
この練習をやるには、ギターの指板の上の音名が分からないと出来ないっス。
音名を把握する「エクササイズ」を用意しましたので、ご参考にしてください。
まとめ
単純な1本弦「フル・ピッキング」エクササイズですが、練習のテーマを考えて弾くと、結構奥が深いトレーニングになります。
また1本弦で、「バチバチ!!」弾くには他の弦のミュートも重要になるので、深めの歪み系の音色でも録音してミュートの精度も上げておきたい所。
バチバチ!!弾けてもノイズ音だらけじゃーカッコ悪いので、ミュートにも気を付けましょう。
各エクササイズに目標のテンポを設定しましたが、イメージとしてはEX-1を♩=180位まで釣り上げて練習し、♩=150を余裕でバチバチも弾けるし、優しいアタックでも弾けるって感じにしたい。
つまり、だだ♩=150で弾くんじゃなく、♩=150をコントロールして弾く!!って所が目標なんですな。
内容重視の♩=150で最近、練習しております。お試しあれ。
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