【人間工学ギター】ストランドバーグOSを買ってみた!!

アイテム

この頃、肩こりや肩痛がヒドイ。


「座った時だと上手く弾けるけど、ストラップを付けて立って演奏すると全然弾けない問題」を解消する為に、普段座って練習する時もストラップを着用して練習しているんですが...

とにかく今メインで使っている、シェクターのヘルレイザーがクソ重い。


肩に負担がかからないように、「コンフォートストラップ」を使って対策しているんですが、そろそろ軽いギターに乗り換えしたいなと。



いちごメタル
いちごメタル

ちなみに「いちごメタル」は左利き。

ギター探しには苦労します。


左利きでこれからギターを始める方。悪い事は言いません。ギター選びに苦労しますので右利きに直して覚えることお勧めします。


まぁ、それはいいんですが...


私の昔からの大本命はスタインバーガーの「GLー2T」

ギブソン傘下前の本物の「スタインバーガー」

ボディーが、全部グラファイトで出来ていて、トレモロユニットはチューニングが可変出来る「トランストレム」ってのが、そそられます。


で、ピックアップが私の大好きなEMG81-85。大変お高いですが中古でもイイので欲しいっス。

いちごメタル
いちごメタル

だだ「スタインバーガー」レフティーの本物は絶望的。中古でも見たこともないですし、もう「スタインバーガー」自体無いので右利きでさえ、見つけるのが困難。



もう一つの候補は「ストランドバーグ」。

「人間工学」に基づいた設計と、斬新なデザインが特徴的なこのギター。カッコイイっスねー。


だだコイツも左利きって見たことない。「ヤフオク」なんかで、7弦モデルをチラッと見かけた程度なんですが...

みつけちゃったんですよ。メルカリで、OS6が185000円で出品されてまして...


始めは横目でチラチラみてただけだったんですが...(中々売れずにいたので熟考した末に...)

いちごメタル
いちごメタル

もうレフティーのストランドバーグなんか、いつ出てくるか分かんないので、状態も良さそうだし思い切って買っちゃいました!!



というわけで、思わず買ってしまったストランドバーグを弾いてみての感想を記事にしましたので、これからストランドバーグを購入される方の参考になればイイかなと、思っております。

ストランドバーグOS6ってどんなギター?

2007年スウェーデン人のウーラ・ストランドバーグさんが創業した楽器メーカーで、「人間工学」もとずいたボディーデザインやネックシェイプ、そしてヘッドを取っ払ったデザインが特徴的なギター&ベースを販売し、瞬く間に世界的な人気を博すギターメーカーに成長しました。



で、本機種のOS6は現在(2021年時点)は生産終了した韓国製になります。

ストランドバーグのラインナップは?

ストランドバーグは6弦はもちろん、7弦や8弦など多弦仕様のギターや様々な仕様のモデルがありますが、日本で流通しているモデルのグレードは大きく分けて4つで...

  • スウェーデン本社で作られている「スウェーデンカスタムショップ(CS)」(60万円~)
  • 日本製の「J Standard(もしくはカスタム)シリーズ」 (40万円~)
  • インドネシア製の「Orijinal」(旧OS) (30円万~)
  • 中国製の「Classic」 (20万近辺)




大きな楽器屋さんでよく見かけるは、「J Standard」シリーズっスねー。カラーリングが良いギターが多いです。


で、本機種ボーデンOSは位置付け的には今の「Orijinal」に当たるモデルになります。

いちごメタル
いちごメタル

廉価版のイメージですがスペックやパーツ等は「Jシリーズ」と変わりはなくストランドバーグのいい所は十分に出ていると思います。



何故かインドネシア製の方が割高なのが謎ですが...(OSは当時20万ちょっとで買えた)


この「ボーデンOS」もストランドバーグのいい所である「ヘッドレス」「エンデュアネック」(エンダーネック?)「ファンフレット」「アルミトーンピックアップ」もちゃんと付いているってのが今回購入の決め手になりました。

いちごメタル
いちごメタル

本家のCSはもちろん、Jシリーズも高くて買えないっス。私のようなド素人のギタリストにはOS辺りが限界かなと。(でも18.5万円。嫁には内緒っス。)

ボーデンOS6を弾いてみた。

いちごメタル
いちごメタル

何せド素人の楽器レヴューですので、温かい目で読んでください。「何言ってんだコイツ」「わかってねーな!」ってご批判はご勘弁くださいませ。


早速届いた、ボーデンOS。


段ボールの中にプチプチで厳重に梱包されて送られてきました。

けっこう小ぶり。左のシェクターが4.4kg。右のストラがなんと2kg。

段ボールの段階で、すでに軽かった。


ソフトケース自体もそうですが本機は思っていた以上に小ぶりで、とにかく軽い。


いちごメタル
いちごメタル

あら?「おもちゃギターじゃないのかしら?」って不安になるくらいの軽さっス。本機種の重さは体重計で測ってみると実に2kg!とにかく軽い。


ソフトケースと木で出来た専用のギタースタンドも一緒についてきました。

なんと木で出来た専用のギタースタンド。

早速手にとって、弾いてみましょう。

座って弾く場合は、左足(左利きギターの方は右ね)を赤○部分にのせて、クラシックギターの様に構えると、安定感抜群です。左足を台に載せて構えると、なおよろしいっス。


生音で「ジャラーン」とコードを弾いてみると、ボディーは小ぶりですが、凄く鳴りが良く張りのある大きな音。シェクターのヘルレイザーよりデカい音っスね。好感触。


このブリッジ部で各弦の張りが違うのが理由でしょうか?低音弦の音に張りがあってイイ感じ。

各弦でテンション(張り)が違う。


生音で弾いた第一印象は、とにかくコードが綺麗に響くなぁーって感じました。

それではチェックしたい部分が沢山あるので、個別に見ていきましょう。

ヘッドレスと独特なネックの形状「エンデュアネック」(EndurNeck)

昔、スタインバーガーのコピーモデル(ホーナー)を所有していたので、ヘッドレスギターは経験していたですが、やはり取り回しがよくて扱いやすい。

いちごメタル
いちごメタル


狭い部屋ですと、ちょっと物を取る時ヘッドぶつけちゃうんですが、そんな心配も無くなります。楽。

ナットの部分は0フレットを採用して「フロイドローズ」のように弦をプレートで弦挟み付ける感じで固定しています。

よく弦を挟み付ける部分を破損する記事を見かけますが、一番町ギターの佐藤さんによりますと、「締め付け過ぎなければ、そんなに壊れるもんじゃない」との事。締め付けには十分注意。軽くで良いそうです。



で、ネックはなんとも特徴的な台形に、なっています。けっこう太め。

好き嫌い分かれるところですが、慣れてしまえば何てこと無いっスねー。


シェイクハンドで握った時にチョーキングすると、力が伝わりやすい感じ。チョーキングやり易いっス。これも好感触。

シェイクハンドで握った感触が良い。

ジョイント部分がちょっと難点。

この段差が良くない。
15F辺りで親指が引っかかる。この辺も「人間工学」して欲しい。

この部分に段差があるので、親指が引っかかる。


一部モデルでは、ここがスルーネック仕様も確認できましたので、ハイポジションの操作に、こだわりのある方は要チェックです。

斜めになっているフレット。「ファンフレット」

これ私、初体験なんですが一瞬どこ弾いているんだか、わかんなくなりました(笑)


ローフレットでは、気になりませんが12F辺りから急に斜めってきます。


でも2~3日弾いてりゃ気にもなりませんし、慣れればファンフレットの方が弾きやすいっス。

特に複数の指でタッピングする時なんかイイっスね。


指が丁度斜めから入るので、真っ直ぐフレットよりタップしやすい。タッピング多用する方にはオススメできます。


あと、隠れたポイントとしては暗い所では、ポジションマークが光ります。ちょっと便利。

ポジションマークが光ります。

アルミトーンピックアップ

ストランドバーグには、機種によって色んなピックアップが乗っかっていますが、一番気になるのは、やはり「LACE」社の「アルミトーン」でしょう。

ご覧の通り、鉄の板を折り曲げただけで、コイルがない不思議な構造のピックアップ。

パッシブピックアップでありながら、アクティヴピックアップ並みの、ローノイズを実現したピックアップだそうです。


どーゆ原理なのか素人にはよくわんねーっス。


島村楽器に良い記事がありましたので、ご参考にどうぞ。


私はEMG教なので、気に入らなかったらEMGに交換しようかなと思っていたんですが、これはコレで、中々良い。


パッシブピックアップらしい中域に厚みのあるサウンドで、癖もなく素直。で、アクティヴピックアップ並みの、ローノイズなのでハードに歪ませても割と静かっスねー。


生音の響きの良いストランドバーグと相性も良く、クリーントーンがとても良い。

いちごメタル
いちごメタル

EMGに交換しよーかって思っていましたが、暫くはコレでいいかも...とにかくコード弾きの時に厚みがあってイイ感じ。


ちなみに裏の配線はこんな感じ。意外にシンプル。

3Way切り替えで、1ボリューム1トーン。

まとめ

とにかく斬新な仕様なんので、弾いていて楽しいギターっス。


もう手応え無くて不安になるくらい軽量なギターで、コンフォートストラップと組み合わせちゃえば肩には、全く負担がかからず快適っス。


大変魅力的なギターですが、中々の高額。


Jシリーズでも、40万はするので、ご覚悟を。

個人的には、トレモロアーム付きでスルーネック仕様の👆のモデルが理想的。


メタル系のモデルもありまして、こちらはネックをグラファイトで補強しているってモデル。カッコイイっス。

スルーネック仕様だと320000円。普通のジョイント仕様だと250000円位が相場っスね。


グラファイトで補強してあるので、太めの弦でダウンチューニングしてもネックに負担がかかりずらいって感じでしょうか。インドネシア製っス。色々ありますねー



自宅練習用に取り回しが良いヘッドレスのギターで、取りあえず雰囲気だけでも!って方は、超廉価のコピーモデルもあります。

肩痛で、お悩みの方には、いいんじゃないかなと。


実機見たことないんで何とも言えないですが、ちょっとカッコイイっス。


とにかく扱いやすいので、今はOS6ばっかり弾いています。


いちごメタル
いちごメタル

追記。1ヶ月経ちましたが、今シェクター弾いてみると、丸太を担いでいるんじゃねーか?って位の重さを感じます。


そして肩痛。もうシェクターに戻れねーっス。



たかが2.4kg差ですが、ストランドバーグ2本ぶら下げても、まだストラの方が軽いって事ですもんね。


こうなると、ボディーが3層になっている「CS」もイイなぁーって思いますが、ちょっと高すぎ!!無理っス。



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