最近は速弾きの練習よりも、コードの押さえ方をよく練習している今日この頃。
長らく頭の中が「メタル脳」だったので、コードといえば、5度の「パワーコード」かハードロック系の4度のコードしか知らない!って状態に...
これじゃーイカンって事で、今更ですがコードの勉強している訳ですが...
コードの勉強は面白いんですが、コードブック見ても押さえ方おぼえられない!!
コードブックで覚えても次の日には、忘れている。
昔からコードブックが本当に苦手で、1ページから順に覚えよう!!って無謀な覚え方をしてしまったりしちゃうんですね。
諦めずに毎日弾いてれば、いずれ忘れないんでしょうが、なんか覚えやすい方法って無いなーと、色々考えてみました。
指1本継ぎ足したコードは、覚えやすい。
「ケイジド」システムのような1つのコードに対し5種類の押さえ方を、システム化した方法も覚えやすいんですが...👇
【脱パワーコード】CAGEDで覚える!!簡単コードの押さえ方。Ver.2
一番覚えやすいパターンといえば、例えば6弦ルートのセーハで押さえるマイナーコード。
このCmのコードフォームに中指1本足すと、メジャーコードになるよってパターン。以下フレットをずらせば、どのキーのコードも中指1本で、マイナー・メジャーの行き来が出来る。
こんな感じで、指1本足したり引いたりしたパターンって覚えやすいっスね。
そこで、この覚えやすいパターンだけ集めて、手っ取り早く使えそうなコードを覚えてしまおうって作戦です。
「にこいち(2個・1)」ってイメージでドンドン覚えて行きましょう。
指1本で、メジャーとマイナーコードを弾き分ける。
一番分かりやすくパターンですね。
まずは、6弦ルートのパターン。
で、5弦ルートのパターン。これはCmから中指・小指を外して薬指を「ベタっと」セーハする形になります。(指を足すパターンではないですが、広い意味で)簡単。
指1本で、SUS4とメジャーコードを弾き分ける。
次はSUS4。6弦ルートのパターン。
5弦ルートのパターン。
ちなみに、サス4のsusはサスペンデッド。4は完全4度の事で、吊るされている4度って意味でして、この4度は長3度に行きたがる(解決)したがる性質があります。
Csus4→Cってセットで進行するコードっスね。
指1本で、セブンスコードとディミニッシュ7を弾き分ける。
6弦ルートのセブンスコード。バレーコードじゃなく1弦と5弦を省略したフォームっスね。
これをルート音を押さえている指1本を半音ずらしてやるだけで、ディミニッシュセブンスのコードになります。
これは便利で、コードブックじゃ覚えずらいディミニッシュコードですが、これなら覚えやすい。
5弦ルートだと...
こちらは、5弦ルートのバレーコード。空いている中指を5弦の1f上を押さえるだけで、原型のセブンスコードの半音上のディミニッシュ7が完成します。
ついでに指1本で、M7とm7(♭5)を弾き分ける。
先ほどのセブンスコードのルート音を半音上げると、ディミニッシュ7になるって法則と同じで、M7コードのルート音を半音上げるとm7(♭5)になる(ハーフ・ディミニッシュ)って法則もついでに覚えてしまいましょう。
マイナーのキーでⅡーⅤのコード進行をする時に大活躍をする、m7(♭5)。
♭5が入って難しそうだからパス!ってしないように重要なコードなので、パッと押さえられるようにしておきましょう。
まずは、比較的押さえやすい、6弦ルートの5度を省略したM7の押さえ方。
人差し指をグイっと半音上げてもいいんですが、人差し指と中指を入れ替えて、押さえるほうがスムーズかも。
5弦ルートは簡単。
この法則を覚えておくと、ちょっと便利。
指1本で、7sus4⇦7⇨m7を弾き分ける。
今度は、セブンスコードを中心にして、指1本足せばsus4。指1本外せばm7ってパターン。
このポジションを覚えれば、ややこしく感じるセブンスコード系がだいぶスッキリ整理出来ます。
5弦ルートだとこんな感じ。
3個で、1セットって感じで覚えちゃいましょう。
指1本で、m7とm7(9)を弾き分ける。
これも超簡単。
バレーコードの6弦ルートのm7。これに1弦の所に小指を足すだけ。
これで、テンションの9をトッピングすることが出来ます。綺麗な響きで好きです。
m7に限らず6弦ルートを置いた場合、👆の様に1弦上の2フレットを押さえれば9がトッピング出来ます。
指1本で、オープンコードを変えるパターン集。
お馴染みのオープンコードに指1本足して変化するコードを集めてみました。
お馴染みのCのオープンコード。
2弦3fに小指を足すとCadd9になりますし、2弦を押さえてる指を離せば、CM7のコードになります。
Gのオープンコード。
Gのオープンコードに限らず、コードの構成音の長3度の所に指1本(半音足す)足すとsus4になります。簡単。
Eのオープンコードに、ちょっとストレッチして、小指を4弦4fを足すと...
中々響きが美しいadd9っスね。簡単なので、覚えておきましょう。
Amのオープンコード。
これは、数多の名曲を産んだmコードからのラインクリシェの冒頭部の押さえ方っスね。
ちなみに、この後D7ーDm7ーCM7ーBm7(♭5)ーE7って繋げると綺麗なクリシェが出来ます。
クリシェで覚える!3つのマイナーダイアトニックコード。使い方編。
Dのオープンコード。
これも簡単で、覚えやすいパターンっスね。
ちなみに、Dsus4ーDーDadd9ーDって動かせばマイケル・ジャクソンの「ブラック・オア・ホワイト」のリフになります。(キーが違いますが)私の中では、マイケル形の押さえ方って記憶しております。
まとめ
こんな感じで、軸になるコードを選んで、そこにプラス指を足したり引いたりして、コードを変化させると、とても覚えやすいです。
3度がメジャーで、7度がマイナーで...って難しく考えず「このコードに指1本足すとこのコードになる!」って簡単に考えるのが吉。
度数の分析は、後回しで分かりやすいヤツからドンドン覚えて行きましょう。
ある程度覚えたら「歌物」のコード表に合わせて、コードを弾いて行けば楽しくコードの学習が出来ると思います。
本人の好きな音楽の志向が、ポップスならコードを覚えるのって苦労しないんですが、メタラーは大変です。
メタラーの方でも、バレーコードやオープンコードの1つ2つは、押さえられるはずですので、知っているコードに指1本足すと、どうなるかな?って感じで少しずつ攻略していくとイイです。
飽きてきたら「ケイジド」システムなんかを、併用して違う見方から、コードを眺めるとより効果的ですので、お試しください。
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